昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年7月27日)

NY DOW    21,711.01(+97.58)
NASDAQ     6,422.75(+10.57)
CME(円建)  20,000
日経先物(夜間) 20,020

・昨日のNY株は朝方は欧州株や原油価格の上昇を受けてプラス圏での堅調な動きが続き、03:00のFOMCでは予想通りに政策金利は据え置きでしたが、資産圧縮を早ければ9月にも決定する方針を示しすと同時に、声明文で「目標の2%を幾分下回っている」から「目標の2%を下回っている」と下方修正しました。
為替市場は後者の内容に反応してドル売りになりましたが、NY株はハト派的な内容であることを好感してFOMC後も堅調な展開が続き、ダウは$97高で史上最高値更新、ナスも0.16%高で史上最高値更新しました。
・昨日のドル円は欧州時間序盤は111.70-95での上下が続き、23:30からジリ上げとなって01:30には112.18まで上昇しました。
そこからは押し戻されて03:00のFOMCの時は111.92でした。
発表直後は資産圧縮の開始を早ければ9月にも決定するとの内容に反応して急伸して112.18まで上昇しましたが、声明文で「目標の2%を幾分下回っている」から「目標の2%を下回っている」と下方修正したことに大きく反応して強いドル売りとなり111.50まで急落し、その後も下げが続いて04:10には111.05まで下落し、111.13でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り860万株、買い770万株 差引き90万株の売り越し。
金額ベース(5社)は38億円の売り越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:電機、自動車、小売、銀行、証券、通信など
買い:ガラス、その他製品、その他金融など
売り買い交錯:薬品など
との観測。