先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年7月10日)

NY DOW    21,414.34(+94.30)
NASDAQ     6,153.08(+63.61)
CME(円建)  20,020
日経先物(夜間) 20,030

・先週金曜日のNY株は6月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想+17.8万人増から結果+22.2万人増で予想を上回りましたが、失業率は予想4.3%で結果4.4%、平均時給が+0.3%から+0.2%へと予想を下回る結果となりました。
年内少なくともあと1回利上げする見方が高まったものの賃金の伸びはさえなかったことで、必要に応じ利上げを踏みとどまることを可能とする余地ができたと見方からダウ・ナス共に開場後は堅調な展開となり、ダウは$94高、ナスは1.04%高となりました。
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は113.60-85で上下したあと113.70近辺で小動きとなって21:30の雇用統計の時は113.62でした。
発表直後に113.50まで下げましたがすぐに反転して22:05には113.95まで上昇し、113.75-95での揉み合いとなりました。
00:00から再び上げ出して00:40には114.17まで上昇しましたが、その後はジリジリと押し戻される展開が続いて04:50には113.86まで下落し、113.90でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計発表後の動きは、米雇用統計発表後のNY市場の動き(2017年7月8日)の記事に詳しく書いています。
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外資系5社経由の注文動向 売り340万株、買い450万株 差引き110万株の買い越し。
金額ベース(5社)は買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:電機、証券、通信など
買い:建設、ガラス、非鉄、自動車、サービスなど
売り買い交錯:薬品、機械、銀行など
との観測。