東京市場ザラバ~方向感なし~(2017年6月28日)

 

2017年6月28日

・昨日のNY株はグーグルがEU競争法(独占禁止法)に基づき過去最高額となる24億2000万ユーロ(約3000億円)の制裁金を科されて株価が下落し、他の主要ハイテク株も売られたことでナスダックはマイナス1.61%もの大幅安となりました。
またイエレンFRB議長とフィッシャー副議長が資産価格の上昇リスクに関して発言したことや「米上院はヘルスケア法案の採決を7月4日以降に延期する可能性」との一部報道が株価への重しとなってダウは$98安で引けました。

・本日の日経は前日終値20,225.09よりも75.89円安い20,149.20で寄り付き、直後に20,200まで上昇して10時過ぎにはプラテン寸前の20,224まで上昇しました。
しかしその後は押し戻されて20,200近辺で揉み合った後11時過ぎに更に下げて後場は20,160近辺での小動きが続きました。
14時半から再度下げ出し15時前には20,110まで下落し、20,130.41(-94.68)で引けました。

 

 

日経先物
20,120で寄り付き、9:00から上げ出して10:15には20,220まで上昇しました。
そこからは押し戻されて11:30には20,120まで下落し、その後は前日終値20,150を挟んだ小動きとなりました。
しかし14:30から再度下げ出して14:50には20,100まで下落しましたが、そこからは急速に戻して20,140(-10)▼0.05%で引けました。
現物は20,130.41(-94.68)▼0.47%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,197.71よりも6.45ポイント安い1,191.26で寄り付き、前場は1,180-1,192で上下していましたが、後場になるとジリ下げとなって13:55には1,166まで下落しました。
その後は1,165-71での小動きとなって、1,166.51(-31.20)▼2.60%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は17:00のドラギECB総裁講演で「ユーロ圏の成長率はトレンドを上回るが、インフレ動向は予想より抑制されている」「インフレを抑制している要因は主に一時的」「デフレ圧力はリフレに変わった」「かなりの規模の金融緩和は依然として必要」との発言を受けてユーロが急速に買われ、並行して米10年債利回りの上昇と円売りによって上昇が続き、17:00の111.63から01:10の112.47まで上げ続けました。
02:00のイエレンFRB議長の「新たな危機は排除できないが、システムは各段に安全になった」「金融規制を緩和するのは良いことではないだろう」「段階的な利上げは適切と確信」「資産価格の目標はない」などの発言やNY株が軟調に推移していたこともあって押し戻されて03:10には112.05まで下落し、05:00から再び上昇して112.35でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなって9:40には112.05まで下落しました。
そこからはリバって10:20に112.21まで上昇しましたが、再び下げとなって12:30には112.03まで下落しました。
その後はジリジリと戻して14:20に112.23まで上昇し、112.15で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,185.44よりも2.02ポイント安い3,183.42で寄り付き、一時プラテンする場面がありましたが、ほぼ終日マイナス0.5%近辺での小動きが続いて、3,173.20(-18.00)▼0.56%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    21,310.66(-98.89)
NASDAQ     6,146.62(-100.53)
・昨日のNY株はグーグルがEU競争法(独占禁止法)に基づき過去最高額となる24億2000万ユーロ(約3000億円)の制裁金を科されて株価が下落し、他の主要ハイテク株も売られたことでナスダックはマイナス1.61%もの大幅安となりました。
またイエレンFRB議長とフィッシャー副議長が資産価格の上昇リスクに関して発言したことや「米上院はヘルスケア法案の採決を7月4日以降に延期する可能性」との一部報道が株価への重しとなってダウは$98安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足