先週金曜日のNY市場と外資系注文動向(2017年6月12日)

NY DOW    21,271.97(+89.44)
NASDAQ     6,207.92(-113.85)
CME(円建)  19,915
日経先物(夜間) 19,900

・先週金曜日のNY株はイギリス下院選挙で与党・保守党が過半数割れとなった影響はほとんどなく、朝方は堅調でしたが、米金融大手がアップルやフェイスブックなどを割高と指摘したリポートを材料にIT株が売られてナスダックは1.80%もの大幅下落となりました。
一方ダウは一時マイテンする場面もありましたが終日堅調な展開が続いて$89高でした。
・先週金曜日のドル円は欧州時間序盤は110.30-50での小動きが続いていましたが、米10年債利回りが上昇したことをきっかけに円売り仕掛けも加わって21:40から急伸して22:20には110.81まで上昇しました。
しかしそこからは逆にジリ下げがひたすら続いて03:50には110.12まで下落し、110.30でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り860万株、買い1,030万株 差引き170万株の買い越し。
金額ベース(5社)は103億円の買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:薬品、自動車、倉庫、空運、通信など
買い:食品、化学、石油、精密、小売、銀行、サービスなど
売り買い交錯:機械など
との観測。