東京市場ザラバ~欧州不安で前場急落・後場ゼンモ~(2017年5月30日)

 

2017年5月30日

・昨日のNY株はメモリアルデーのため休場でしたが、イタリア総選挙を前倒しして秋に実施との報道でイタリアFESE MIB指数は2.01%下落しました。

 また本日7時に「ギリシャ政府は債権団との合意が得られなければ次回支払いをしない意向」との報道が伝わり、ユーロが朝方から売られていました。

・本日の日経は前日終値19,682.57とほぼ変わらない19,681.11で寄り付き、小幅安水準の19,650を挟んだ小動きが続いていましたが、イタリア総選挙やギリシャの債権問題を利用した仕掛け的な円買いでドル円と共に10時前から下げ出して10時半過ぎには19,570まで下落しました。
しかし昼休み中に先物が上昇したため後場は19,605で寄り付き、直後から急速に戻して14時過ぎにプラテンして19,691まで上昇し、前場の下げ分を全戻ししました。
その後は前日終値近辺でのこう着となって、19,677.85(-4.72)で引けました。

 

 

日経先物
19,640で寄り付き、9:00に一段下げて19,640-670で揉み合った後9:55から再び下げ出して10:05には19,580まで下落しました。
そこからは19,600近辺で小動きでしたが、10:40に更に下げて19,560まで下落し、19,570-600での揉み合いとなりました。
後場に入ると一転上昇基調となって12:30の19,610から14:20には19,690まで急速に上昇して前場の下げ分を全戻しし、その後は19,650-690で上下して、19,670(-10)▼0.05%で引けました。
現物は19,677.85(-4.72)▼0.02%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,097.01よりも1.86ポイント高い1,098.87で寄り付き、小幅高の1,100近辺でこう着していましたが、日経が一段安となったためマザーズ指数もマイテンして10:40の1,087まで下落しました。
そこからは小幅戻して1,093近辺でこう着していましたが、後場になって日経が急速に戻したためマザーズ指数もジリ上げがひたすら続いて14:55には1,103まで上昇し、1,101.98(+4.97)△0.45%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円はロンドン市場がスプリングバンクホリデー、NY市場はメモリアルデーのため休場だったことで参加者が少ないなか、111.20-40での小動きが欧州・NYタイムでひたすら続いて111.25でNYクローズとなりました。
・東京時間に入った7:00に「ギリシャ政府は債権団との合意が得られなければ次回支払いをしない意向」との報道が伝わるとユーロ売りの流れとなり、ドル円も上値の重い展開となってジリジリとした下げが続き、9:50から仕掛け的な円買いも加わって下げ足を速めて10:30には110.75まで急落しました。
そこからは110.85-95での小動きが続いて、110.91で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
端午節で5/29・30は休場でした。

 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  休場
NASDAQ  休場
・昨日のNY株はメモリアルデーのため休場でした。