2017年5月11日
・昨日のダウは朝方は前日にコミーFBI長官を解任したことで政治的混乱を懸念して売られましたが、原油在庫が予想以上に減少したため原油価格が上昇したことで下げ幅を縮めて小幅の$32安で引け、ナスはエヌビディアの好決算などハイテクセクターが堅調だったためプラス圏で推移して0.14%高となり、4日連続の史上最高値を更新しました。
・本日の日経は前日終値19,900.09よりも43.86円高い19,943.95で寄り付き、10時前に19,906まで下げる場面がありましたが19,910-950での小幅値動きが続いていました。
13時半前から一段高となって19,989まで上昇しましたが、20,000を超えることはできず、19,950-985での揉み合いがのまま19,961.55（+61.46）で引けました。
日経225オプションの誤発注?で626万円の損失??
本日、日経225オプションの6月限月・コール・行使価格19500で誤発注と思われる取引があり、9時01秒に2,630円が2枚と2,640円が1枚約定し、昨日終値（5/10の15：15）545円とは2,000円以上離れた価格が付きました。
オプション取引の売買代金は取引価格×1,000円なので、昨日終値545円でこのコールを売っていた人が本日9時に2630円で約定した場合は、昨日終値545円との差2085円×1,000円＝2,085,000もの損失になります。
もし一人の投資家がこの3枚の注文を出していたとすると、2,095,000×1枚+2,085,000×2枚で6,265,000円もの莫大な損失を負ってしまったことになります。
オプションはこのような懸け離れた値段でも約定してしまうことがあることを思い知らされる出来事です。
くれぐれもオプション取引の成り行き注文については注意しなければ大怪我を負うことになってしまいます。
左：日経OP・17-06・C・19500－5分足 右：日経OP・17-06・C・19500
左：日経OP・17-06・C・19500－9：00からの歩み値
日経先物
19,950で寄り付き、19,960まで上げた後はジリ下げとなって9：45には19,900まで下落しました。
そこからは小幅戻して19,920-960での小動きがしばらく続いていましたが、13：20に19,990まで急伸して13：35には20,000にタッチしました。
その後は19,950-980での揉み合いとなって19,960（+60）△0.30％で引けました。
現物は19,961.55（+61.46）△0.31％でした。
左：日経先物－5分足 右：日経先物－日足
マザーズ
前日終値1,074.87とほぼ変わらない1,075.37で寄り付き、9：25に1,077まで上げた後はジリ下げとなって10：20の1,063まで下げ続けました。
その後は1,064-69での小動きが続き、14：30から小幅上げて1,069.15（-5.72）▼0.53％で引けました。
左：マザーズ－5分足 右：マザーズ－日足
ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は16：10に114.12まで上げた後は押し戻されて113.70-95での上下が続いていましたが、23：30の原油在庫発表後に原油価格の急伸やNY株の上昇を受けてドル円も一段上げて114.15まで上昇した後は114.00-15での小動きとなりました。
02：00の10年債入札が低調だったため債券が売られて米10年債利回りが2.400%まで上昇したことで02：30には114.35まで上昇し、その後は114.20-35での揉み合いが続いて114.28でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると114.30を挟んだ小動きが続いていましたが、9：40から下げ出して10：10には114.10まで下落しました。
その後は114.10-20での小動きの後13：00から一段上げて13：30に114.27まで上昇しましたが、再び押し戻されて114.17で15時となりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。
左：日本国債先物－5分足 右：日本国債先物－日足
上海総合指数
前日終値3,052.78よりも15.99ポイント安い3,036.79で寄り付き、前場はマイナス0.1-0.7%で推移していましたが、後場に入ると一段安となって3,016ポイントまで下落しました。
しかしそこから反転すると急速に戻して後場後半にはプラテンし、3,061.50（+8.72）△0.29％で引けました。
左：上海総合指数－1分足 右：上海総合指数－日足
昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 20,943.11(-32.67)
ＮＡＳＤＡＱ 6,129.14(+8.56)
・昨日のダウは朝方は前日にコミーFBI長官を解任したことで政治的混乱を懸念して売られましたが、原油在庫が予想以上に減少したため原油価格が上昇したことで下げ幅を縮めて小幅の$32安で引け、ナスはエヌビディアの好決算などハイテクセクターが堅調だったためプラス圏で推移して0.14%高となり、4日連続の史上最高値を更新しました。
左：DOW－日足 右：NASDAQ－日足
