東京市場ザラバ~北朝鮮問題の地政学リスク高まり年初来安値更新~(2017年4月12日)

 

2017年4月12日

・昨日のNY株はトランプ米大統領が「北朝鮮は面倒を起こそうとしている」とツイッターで投稿して地政学リスクの高まりから朝方は売られてダウは一時$140超の下落となりました。
しかしトランプ大統領が規制緩和政策に取り組む姿勢を改めて示したことが伝わると買われて下げ幅を縮めてダウは$6.7安、ナスは0.24%安の小幅な下落で引けました。

・本日の日経は北朝鮮をめぐる地政学リスクへの警戒が高まるなか、日経は年初来安値更新し、ドル円は昨夜にこれまでの抵抗帯となっていた110円を割れたことで東京時間は下押し圧力が強い状況が続きました。
日経は前日終値18,747.87よりも155.77円安い18,592.10で寄り付き、直後から下げとなり10時過ぎに18,500を割り込んで18,460まで下落しました。
その後はリバって18,549まで戻した後は18,500近辺での揉み合いがひたすら続き、引け直前に小幅上げましたが年初来安値更新の18,552.61(-195.26)で引けました。
またドル円は10時前に109.70から109.34まで急落してからは109.50近辺での小動きが続いて109.50で15時となりました。

 

 

日経先物
18,620で寄り付き、直後から下げ出してリバを挟みながら10:15の18,450まで下げ続け、18,460-510で揉み合いとなりました。
10:45に18,550まで戻しましたが、そこからは再び下げ出して12:05には18,500まで下落した後は18,500近辺での小動きが続き、13:45に18,550まで上昇しましたがすぐに押し戻されて再び18,500近辺での小動きとなりました。
引け直前の15:05に18,560まで上昇して、18,530(-180)▼0.96%で引けました。
現物は18,552.61(-195.26)▼1.04%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,013.74よりも14.77ポイント安い998.97で寄り付き、直後からジリ下げとなって10:15には974まで下落しました。
そこからは974-986での小動きが続いて、978.76(-34.98)▼3.45%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は110.50-75で上下していましたが、地政学リスクの高まりで債権が買われて米・10年債利回りが2.300%を割り込む急低下となり、ドル円も22:00から下げが続き、23:50にストップロスを巻き込んで110.11から109.56まで急落しました。 その後は109.60-90での上下が続いて、109.60でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると109.50-75での揉み合いが続いていましたが、9:50に109.70から109.34まで急落してからは109.50近辺での小動きとなりました。
その後14:00に109.38まで下げる場面がありましたが、すぐに戻して再び109.50近辺での小動きとなり、109.50で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
前場は上昇が続いて直近高値を上回り、13:40には150.97まで上昇し、その後は150.90台での小動きとなり、150.90 で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,288.97よりも5.13ポイント安い3,283.84で寄り付き、マイナス0.1-0.5%の小幅安水準での上下が続き、後場半ばに一段安となり、3,273.83(-15.14)▼0.46%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  20,651.30(-6.72)
NASDAQ  5,866.77(-14.15)
・昨日のNY株はトランプ米大統領が「北朝鮮は面倒を起こそうとしている」とツイッターで投稿して地政学リスクの高まりから朝方は売られてダウは一時$140超の下落となりました。
しかしトランプ大統領が規制緩和政策に取り組む姿勢を改めて示したことが伝わると買われて下げ幅を縮めてダウは$6.7安、ナスは0.24%安の小幅な下落で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足