東京市場ザラバ~トランプの税に関する驚くべき発表報道で日経471高~(2017年2月10日)

 

2017年2月10日

・昨日のNY株は米新規失業保険申請件数が好結果だったことやトランプ大統領が航空業界との会談で税制や航空インフラについて「2~3週間以内に驚くべき発表をする」との発言が伝わったことで朝方から買いが先行した後は高値圏での堅調な動きとなって、ダウ・ナス共に過去最高値を更新しました。
 またドル円もブラード米セントルイス連銀総裁のドル高が経済への影響は「誇張され過ぎ」との発言をきっかけに23:45の112.28から急伸し、その後もNY株の上昇やトランプ発言で1円近い上昇となる113.22でNYクローズしました。

・本日の日経は前日終値18,907.67よりも309.07円もの大きな上窓を明けた19,216.74で寄り付き、日米首脳会談を控えて上値を抑えられていた反動もあり、直後からジリジリと上値を追う展開が続いて10時半には470円高となる19,378まで上げ続けました。
その後は本日高値圏の19,350を挟んだ堅調な小動きが続き、19,378.93(+471.26)で引けました。
SQ値は19,276.09でした。

 

 

日経先物
19,190で寄り付き、直後からジリ上げとなり、9:00に19,230から19,280まで急伸した後に19,210まで下げましたが、再びジリ上げが続いて10:35には19,370まで上昇しました。
その後は19,320-360での小動きが続き、14:30から一段高となって15:05には19,410まで上昇し、19,380(+470)△2.49%で引けとなりました。
現物は19,378.93(+471.26)△2.49%でした。
★SQ値は19,276.09でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,005.86よりも7.15ポイント高い1,013.01で寄り付き、1,010近辺で揉み合った後10:15にマイテンしてからは前日終値を挟んだ小動きとなりました。
しかし後場になるとジリジリと下げて 1,004.03(-1.83)▼0.18%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間は112.10-50で上下していましたが、ブラード米セントルイス連銀総裁のドル高が経済への影響は「誇張され過ぎ」との発言をきっかけに10年債利回りと共に急伸して、23:45の112.28から00:30には113.19まで上昇し、その後もジリジリと上げて05:00には113.34まで上昇し、113.22でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって10:10の113.80まで上げ続けました。
その後は113.55-80での小動きが続いて、113.70で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
寄り後から下落しましたが、10時半に反転して下げ分を戻しました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,183.18とほぼ変わらない3,183.01で寄り付き、終日プラス圏での小動きが続き、3,196.70(+13.52)△0.42%で引けとなりました。

本日発表された中国指標
12:23 中国・1月貿易収支 予想:+485.0億ドル 結果:+513.5億ドル (前回:+408.2億ドル 修正値:+407.1億ドル)

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  20,172.40(+118.06)
NASDAQ  5,715.18(+32.73)
・昨日のNY株は米新規失業保険申請件数が好結果だったことやトランプ大統領が航空業界との会談で税制や航空インフラについて「2~3週間以内に驚くべき発表をする」との発言が伝わったことで朝方から買いが先行した後は高値圏での堅調な動きとなって、ダウ・ナス共に過去最高値を更新しました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足