2017年2月6日
・先週金曜日のNY株は雇用統計発表後に失業率や平均時給は悪化したものの非農業部門雇用者数が予想の+18.0万人から+22.7万人と好結果だったことを好感して2万ドルを突破してからは徐々に上昇幅を広げる堅調な展開となり、更にトランプ大統領が「金融規制改革法（ドッド・フランク法）を大胆に緩和したい」と述べたとの報道で買われてダウは$186高、ナスは0.54%高で引けました。
・本日の日経はダウが2万ドル乗せたことや週末に悪材料が出なかったため先週金曜日終値18,918.20よりも151.52円高い19,069.72で寄り付きました。
しかしこれといった材料がない中、直後からドル円と共に下げ続けて10時過ぎにはマイテン寸前の18,920まで下落し、小幅高水準での小動きが続きました。
後場に入って13時前にマイテンして18,899まで下落しましたがすぐに戻してからはジリジリと上げて14時半には18,984まで上昇し、18,976.71（+58.51）で引けました。
また先週金曜日に荒れて本日の動向に注目が集まる中、日銀が10時過ぎに先週金曜日と同額の5～10年ゾーンの買い入れ額を4500億円にするとの発表がありましたが、大きな混乱はありませんでした。
日経先物
19,080で寄り付き、直後から下げ続け9：50にマイテンして18,910まで下落しました。
そこからは先週金曜日終値を挟んだ18,910-980での揉み合いが続き、12：55には18,880まで下げる場面がありました。
その後はジリジリとした上げとなって14：20に18,980まで上昇してからは18,940-980での揉み合いが続いて、18,950（+10）△0.05％で引けとなりました。
現物は18,976.71（+58.51）△0.31％でした。
左：日経先物－5分足 右：日経先物－日足
マザーズ
先週金曜日990.95よりも5.59ポイント高い996.54で寄り付き、9：20に999まで上昇した後は押し戻されて995近辺での小動きとなりました。
後場になると13：30からジリ上げとなって14：55には1,00.64まで上昇し、999.70（+8.75）△0.88％で引けとなりました。
左：マザーズ－5分足 右：マザーズ－日足
ドル円（チャートは15：30時点）
・ドル円は欧州時間序盤は113.10近辺での小動きが続き、22：30の雇用統計の時は113.15でした。
発表直後は非農業部門雇用者数の増加に反応して113.42まで上昇しましたが、失業率と平均時給の悪化で米長期金利が低下したためすぐに反転して112.56まで急落しました。
その後もドル売りが続いて00：40に112.31まで下落して112.40-60で揉み合っていましたが、ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁の「3月利上げの根拠が幾分ある」との発言から長期金利が上昇に転じたことやNY株が2万ドルを突破して堅調に推移していたため、ドル円は03：15から上げ出して04：40には113.07まで上昇しました。
しかしその後は押し戻されて06：15には112.54まで下落し、112.60でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は112.46で始まり、9：00に112.71まで上昇しましたが、そこからは急速な下げとなって10：00には112.22まで下落しました。
その後は112.35-60での小動きが続き、112.57で15時となりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
日本国債（チャートは15：00時点）
先週金曜日に荒れて本日の動向に注目が集まる中、日銀が10時過ぎに先週金曜日と同額の5～10年ゾーンの買い入れ額を4500億円にするとの発表がありましたが、大きな混乱はありませんでした。
149.81で寄りついた後は先週金曜日の混乱明けで警戒感から下げとなりましたが、10時過ぎの日銀の発表後から小幅戻して小動きが続き、14時過ぎからはジリ下げとなって149.56で15時となりました。
左：日本国債先物－5分足 右：日本国債先物－日足
上海総合指数
先週金曜日終値3,140.17よりも2.92ポイント高い3,143.09で寄り付き、前場半ばにマイテンした後は反転上昇となり、その後はプラス圏での上下が続いて、3,156.98（+16.81）△0.54％で引けとなりました。
左：上海総合指数－1分足 右：上海総合指数－日足
昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 20,071.46(+186.55)
ＮＡＳＤＡＱ 5,666.77(+30.57)
・ダウは1月雇用統計発表直後に急伸して2万ドル手前で揉み合っていましたが、23時に2万ドルを突破すると上げ幅を拡大してからは高値圏での小動きが続いて$186高で引け、ナスも同様に堅調な動きとなって0.54%高で引けました。
左：DOW－日足 右：NASDAQ－日足
