東京市場ザラバ~FOMC通過後の東京時間で円高進み233円安~(2017年2月2日)

2017年2月2日

・昨日のNY株はADPが予想+16.5万人に対して+24.6万人の好結果だったため朝方は買いが先行しましたが、FOMCを控えて警戒から押し戻されて前日終値近辺での上下が続いていました。
FOMCで結果は据え置きで声明では3月追加利上げを示唆する内容ではありませんでしたが、大きく反応することなく$26高で引け、またナスはアップルの2016年10-12月期決算で売上高が過去最高を更新する好決算となり6%超もの大幅上昇したことが指数全体を引っ張って終日堅調な展開が続き、0.50%高で引けました。

・本日の日経は前日終値19,148.08よりも4.71円高い19,152.79で寄り付き、前場はジリジリとした下げが続いて19,000手前で揉み合っていましたが、後場開始直後から再び下げ出して13時前に19,000を割り込んでからも上値の重い展開が続いた後引け前の14時45分に一段安となって18,914.58(-233.50)もの大幅安で引けました。
またドル円がFOMC直後に売られたもののNYクローズまでには戻して東京時間を迎えましたが、東京時間は下げ圧力が強く下げ基調が続いて、9時の113.29から15時は112.55まで下落しました。

 

 

日経先物
19,150で寄り付き、9:10から下げ出して10:00の19,030までジリジリと下げ続け、そこからは19,040-70での小動きが続いていましたが、12:00から再び下げ出して13:20には18,910まで下落しました。
その後は18,940-970で揉み合っていましたが、14:30から再び下げ出して14:45には18,840まで下落し、引けにかけてリバったものの18,930(-260)▼1.35%での大幅安の引けとなりました。
現物は18,914.58(-233.50)▼1.22%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値990.72よりも3.48ポイント高い994.20で寄り付き、996近辺での小動きが続いた後10:50からジリ上げとなって11:30には1,000まで上昇しました。
しかしそこから反転すると急速に下げて13:20にはマイテンして988まで下落しました。
その後はリバって再びプラテンして14:30には992まで戻りましたが、14:45から再度売られて14:55には988まで下落して、988.25(-2.47)▼0.25%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・ドル円は昨日の欧州時間序盤は16:50に113.62まで上げた後は押し戻されて113.20-45での小動きとなり、22:15に発表されたADPで予想+16.5万人に対して+24.6万人の好結果だったことで米長期金利の上昇と共にドル買いの流れとなり、発表直後に113.28から113.66まで急伸した後も上昇が続き、24:00の1月ISM製造業景況指数も好結果だったため113.95まで上昇しました。
しかしそこからは急速に押し戻されて01:50には113.25まで下落してADPからの上昇分を打ち消し、113.35-55での揉み合いとなって、04:00のFOMCの時は113.44でした。
FOMCでは結果は据え置きで、声明で「労働市場は引き締まり続け、経済活動は穏やかなペースで拡大している」「経済状況はFF金利が緩やかな引き上げのみ正当化すると委員会は予想」など3月利上げを示唆する内容ではなかったため、発表直後に113.20-61で振った後はドル売りの流れとなって04:45には112.90まで下落しました。
その後は戻して113.20近辺で小動きとなり113.19NYクローズとなりました。
・東京時間に入ると113.20-35での小動きでしたが、9:00から下げ出すとリバを挟みながら下落基調が続いて12:50には112.62まで下落しました。
その後一旦リバって13:50には112.82まで上げましたが、そこからは再び売られて14:40には112.47まで下落して112.55で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
前場は小動きでしたが、12:30の149.89から急速に下げ出して14:30には149.59まで下落し、149.69で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
春節のため1/27~2/2まで休場です。

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  19,890.94(+26.85)
NASDAQ  5,642.65(+27.86)
・昨日のNY株はADPが予想+16.5万人に対して+24.6万人の好結果だったため朝方は買いが先行しましたが、FOMCを控えて警戒から押し戻されて前日終値近辺での上下が続いていました。
FOMCで結果は据え置きで声明では3月追加利上げを示唆する内容ではありませんでしたが、大きく反応することなく$26高で引けました。
またナスはアップルの2016年10-12月期決算で売上高が過去最高を更新する好決算となり6%超もの大幅上昇したことが指数全体を引っ張って終日堅調な展開が続き、0.50%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
 10年債利回りは欧州時間序盤は2.470%近辺で小動きでしたが、22:00から上げ出してADPが予想を大幅に上回る好結果だったことや00:00の1月ISM製造業景況指数も好結果だったため00:15には2.514%まで上昇しました。
その後2.500%近辺で小動きとなり、04:00のFOMCの時は2.479%でした。
発表後から下げ出して2.479%から04:30には2.466%まで低下し、2.477%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足