昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年1月18日)

NY DOW    19,826.77(-58.96)
NASDAQ     5,538.73(-35.39)
CME(円建)  18,720
日経先物(夜間) 18,710

・昨日のダウはトランプ次期大統領就任式を控えて手控えムードが強いなか利益確定売りも出て小幅安水準での小動きが続き、午後になると一段売り込まれましたが引けにかけては下げ幅を縮めて$58安で引け、ナスは終日軟調な展開となって0.63%安で引けました。
またメイ首相演説後に英FTSEは下落し、ドイツDAXやフランスCACは急反発しました。
・昨日のドル円は東京時間から続いていたドル売りの流れを引き継いでいたのに加えてメイ首相演説を控えていたこともあり、16:00の113.30から20:30には112.69まで下落しました。
20:45から始まったメイ首相演説では「EU単一市場の加盟は提案していない」「代わりに、EUへの可能な限りのアクセスを目指す」「EU関税同盟と新たな協定を結びたい」などの発言でハード・ブレグジット懸念が緩んでポンドが急反発し、引っ張られるようにドル円も反発して21:50には113.58まで上昇しました。
しかし1月NY連銀製造業景気指数が予想より悪化したことやダドリー・ニューヨーク連銀総裁の「最近のドル高は物価に下向きの圧力」との発言を受けて再びドル売りの流れとなり01:30には112.67まで下落しました。
その後は113.10近辺までリバりましたが、再度売り直されて112.61でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り730万株、買い270万株 差引き460万株の売り越し。
金額ベース(5社)は、売り(114億円)、買い(50億円)で売り越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券も売り越し。
売り:電機、商社、小売など
買い:銀行、通信、REITなど
売り買い交錯:不動産、サービスなど
との観測。