東京市場ザラバ～トランプのドル高牽制がとうとう始まった～（2017年1月17日）

2017年1月17日

・昨日のNY株はキング牧師誕生日の祝日で休場でした。

・本日の日経は前日終値19,095.24よりも56.79円安い19,038.45で寄り付き、直後に先物への仕掛け的な売りで急落して19,000円を割り込み、更に下げが続いて9時半には246円安の18,849まで下落しました。
そこからは急反発して10時半には19,043まで上昇し、寄り後からの下落分を取り戻しました。
しかし今夜の英メイ首相演説への不安に加えて、ウォール・ストリート・ジャーナルが13日のインタビューでトランプ次期米大統領が「中国が人民元を押し下げているためドルが既に高過ぎる」との見解を示したとの報道が伝わると11時半過ぎからドル円が下げ出し、後場に入るとジリジリと下げる展開が引けまで続き、ほぼ安値に近い18,813.53（-281.71）の大幅下落となりました。
またドル円はトランプ次期米大統領のドル高牽制発言でドル売りが強まり、9：00の114.16からは78pips下落した113.38で15時となりました。

日経先物
19,050で寄り付き、19,050-70で小動きの後9：00にし仕掛け的な売りで19,060から18,950まで急落し、更に下げが続いて9：35には18,820まで下落しました。
そこから反転すると急反発となって10：25に19,030まで戻しましたが、19,000近辺は売り圧が強く押し戻されて18,970近辺でこう着となりました。
しかし12：30に18,920まで急落した後は再び売り圧力の強いなかジリ下げが続いて15：05の18,770まで下落し、引け直前に下に飛んで18,730（-330）▼1.73％で引けました。
現物は18,813.53（-281.71）▼1.48％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

マザーズ
前日終値972.02よりも1.45ポイント高い973.47で寄り付きましたが、日経が急落したことでマザーズ指数も下げとなり9：40には963まで下落しました。
そこからは反転して10：35にプラテンしてからは前日終値を挟んだ小動きが前引けまで続きました。
後場になるとジリジリと上げて12：50には976まで上昇しましたが、その後は逆にジリ下げが引けまで続いてほぼ安値の965.16（-6.86）▼0.71％で引けました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は15：30に113.61まで下落した後は反転して欧州時間序盤は上昇基調となり18：30には114.38まで上昇し、その後はNY市場が休場だったことで薄商いの中114.10近辺での小動きが続いて114.18でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると114.00-20で小動きでしたが、9：00から下げ出して114円を割り込んで9：20には113.83まで下落しました。
そこから反転すると急伸して10：30には114.23まで上昇しました。
しかし午後にウォール・ストリート・ジャーナルがトランプ次期米大統領が13日のインタビューのなかで「中国が人民元を押し下げているためドルが既に高過ぎる」との見解を示したとの報道が伝わるとドル売り圧力が強まり、ドル円はひたすらジリ下げが続き、更に14：50からは加速して113.38まで下落し、113.38で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。

左：日本国債先物－5分足　右：日本国債先物－日足
　

上海総合指数
前日終値3,103.43よりも16.40ポイント安い3,087.03で寄り付き、前場はマイナス0.3-0.7%での上下が続き、後場になるとマイナス1.0%近くまで下落しましたが、その後は上昇基調となって後場半ばにはプラテンし、3,108.77（+5.35）△0.17％で引けとなりました。

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足
　