昨日のNY市場と外資系注文動向(2016年11月11日)

NY DOW    18,807.88(+218.19)
NASDAQ     5,208.80(-42.28)
CME(円建)  17,495
日経先物(夜間) 17,510

・昨日のNY株はトランプ次期大統領の経済政策の恩恵を受けるインフラ関連や規制見直し期待と長期金利上昇による利ざや拡大で金融関連が買われ、朝方から堅調な展開となり午後には徐々に上昇幅を拡大してダウは8/15以来の史上最高値を更新して$218高で引けました。
しかしナスダックは北米自由貿易協定(NAFTA)の廃止や保護主義的な通商政策を掲げていることで多国籍企業への影響が懸念されるため海外売上高の大きいアップルやアルファベット(グーグル)などハイテク株が売られ、終日マイナス圏でのさえない動きが続き、▼0.81%で引けました。
・昨日のドル円は欧州時間序盤は速いペースでの上昇となり、16:00の105.27から20:10には106.92まで上げ続けました。
その後は106.25-95での大きい振幅がしばらく続き、01:00過ぎから安定してきて106.50-95での動きとなり、106.81でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り1,200万株、買い1,100万株 差引き100万株の売り越し。
金額ベース(5社)は、売り(160億円)、買い(145億円)で売り越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券も売り越し。
売り:ゴム、電機、不動産、通信など
買い:自動車、銀行、小売、サービスなど
売り買い交錯:化学、薬品、機械など
との観測。