東京市場ザラバ~高値圏揉み合い~(2016年11月11日)

2016年11月11日

・昨日のNY株はトランプ次期大統領の経済政策の恩恵を受けるインフラ関連や規制見直し期待と長期金利上昇による利ざや拡大で金融関連が買われ、朝方から堅調な展開となり午後には徐々に上昇幅を拡大してダウは8/15以来の史上最高値を更新して$218高で引けました。
しかしナスダックは北米自由貿易協定(NAFTA)の廃止や保護主義的な通商政策を掲げていることで多国籍企業への影響が懸念されるため海外売上高の大きいアップルやアルファベット(グーグル)などハイテク株が売られ、終日マイナス圏でのさえない動きが続き、▼0.81%で引けました。
・本日の日経は前日終値17,344.42よりも182.19円高い17,526.61で寄り付き、9時半過ぎに17,621まで上昇しましたが、その後は上値の重い展開が続きいて小幅ながらプラス圏を維持し、17,374.79(+30.37)で引けました。

日経先物
17,520で寄り付き、9:05に17,480まで下げた後は反転して9:30には17,620まで上昇しました。
そこからは押し戻されて17,530-560での小動きでしたが、10:50から下げ始めて11:25には17,370まで下落しました。
その後は17,410-460で揉み合いとなり、12:50から一段下げて17,340-420での揉み合いとなり、14:50に17,320まで下落しましたが、引け直前に戻して17,400(+100)△0.58%で引けとなりました。
現物は17,374.79(+30.37)△0.18%でした。
SQ値は17,596.78でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値873.02よりも5.20ポイント高い878.22で寄り付いた後は前日終値近辺での小動きとなりました。
しかし11:00から下げ出して11:30には857まで下落し、後場になると860近辺での小動きが続いて、 860.64(-12.38)▼1.42%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は速いペースでの上昇となり、16:00の105.27から20:10には106.92まで上げ続けました。
その後は106.25-95での大きい振幅がしばらく続き、01:00過ぎから安定してきて106.50-95での動きとなり、106.81でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると106.65-95で上下して107円台を伺っていましたが超えることはなく、10:10からは一段下げた106.45-75での上下となりました。
11:20から下げ出して11:35には106.23まで下落した後は106.30-65での上下が続いて、106.51で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,171.28よりも1.88ポイント安い3,169.40で寄り付き、前場は小幅高でしたが後場には一段高となって、3,196.04(+24.76)△0.78%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  18,807.88(+218.19)
NASDAQ  5,208.80(-42.28)
・昨日のNY株はトランプ次期大統領の経済政策の恩恵を受けるインフラ関連や規制見直し期待と長期金利上昇による利ざや拡大で金融関連が買われ、朝方から堅調な展開となり午後には徐々に上昇幅を拡大してダウは8/15以来の史上最高値を更新して$218高で引けました。 しかしナスダックは北米自由貿易協定(NAFTA)の廃止や保護主義的な通商政策を掲げていることで多国籍企業への影響が懸念されるため海外売上高の大きいアップルやアルファベット(グーグル)などハイテク株が売られ、終日マイナス圏でのさえない動きが続き、▼0.81%で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足