東京市場ザラバ~寂しいMSQ~(2016年9月9日)

2016年9月9日

・昨日のNY株はECBの金融政策発表で緩和拡大を期待していた向きからの失望売りで欧州株が下落したことや発売されるiPhone7に新鮮味がないなどの理由でアップルが売られたことでダウ・ナス共に終日マイナス圏で引けまで軟調な展開が続きました。
・本日の日経は16,994で寄り付き直後に17,029まで上昇した後はジリ下げとなり9:45にマイテンして16,900-20での小動きとなりました。
昼休みに日経先物が上昇し、更に安倍首相と黒田日銀総裁会談の報道で上昇したことで後場は16,978で寄り付きました。
しかしその後は16,970-700での小動きとなり、13時からの黒田総裁会見で「首相から特別な話はなかった」「外債購入の話はなかった」「金融政策の総括検証についても話した」との発言がありましたが、大きな動きはなく16,970-17,000での小動きが続き、引け前に小幅下げて16,965.76(+6.99)で引けとなり、SQ値は17,011.77でした。
また出来高が増えるMSQにも関わらず東証一部売買代金は2.16兆円で閑散でした。

日経先物
16,860で寄り付き、9:05に16,890まで上げましたがそこからは下げ基調となり9:40にマイテンして10:10には16,760まで下落しました。
そこからは16,780-810で小動きでしたが、11:35に16,840まで急伸して、黒田日銀総裁が安倍首相と会談するために首相官邸に入ったと伝わると12:00には16,860まで上昇して12:30には16,880まで上昇しました。
13:00に黒田総裁会見が始まり、具体的な緩和策などの内容もありませんでしたが大きな動きにはならずに16,840-860での小動きが続き、15:05に16,820まで下落して16,860(+40)△0.24%で引けとなりました。
現物は16,965.76(+6.99)△0.04%でした。
SQ値は17,011.77でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値952.86よりも2.80ポイント高い955.66で寄り付き、前日終値を挟んだ950-957での小動きとなりました。
しかし9:55にプラテンしてからはジリ上げとなって14:55の969.20まで上昇が続き、968.72(+15.86)△1.66%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間は101.50-70で小動きとなり、20:45のECB政策金利と21:30ノドラギECB総裁会見では大きく動かず101.50-80を上下しただけでした。
しかし米長期金利が上昇したことで00:20から急にドル買いが動意付き、ドル円は101.74から02:10の102.54まで上げ続け、その後は102.40-60での小動きとなって102.47でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げが続いて11:40には101.95まで下落しましたが、安倍首相×黒田日銀総裁会見の報道で反転して12:50には102.21まで上昇しました。
しかし13:00から始まった黒田総裁会見で「首相から特別な話はなかった」「外債購入の話はなかった」「金融政策の総括検証についても話した」との発言があり具体的な緩和策が出なかったことで下げとなって13:10には101.99まで下落しました。
その後は102.10近辺での小動きが続いて、102.17で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,095.95とほぼ変わらない3,095.43で寄り付き、前日終値を挟んだ小動きが続いていましたが、後場半ばから下げ出して、3,078.85(-17.10)▼0.55%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  18,479.91(-46.23)
NASDAQ  5,259.48(-24.44)

・昨日のNY株はECBの金融政策発表で緩和拡大を期待していた向きからの失望売りで欧州株が下落したことや発売されるiPhone7に新鮮味がないなどの理由でアップルが売られたことでダウ・ナス共に終日マイナス圏で引けまで軟調な展開が続きました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足