米雇用統計発表後のNY市場の動き(2016年2月6日)

2016年2月6日

・昨日発表された1月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を下回り、失業率は5%を割り込む好結果でした。 そのため利上げへの警戒から売られて徐々に下げ幅を拡大して引けました。
・ドル円は発表後は117円台半ばまで上昇しましたが、NY株が軟調に推移したことや債券利回りが低下したことで押し戻されて117円手前で揉み買いが続いたままNYクローズとなりました。
★今回の雇用統計では利上げ懸念で株は売られる結果となり、来週(2/10・11)のイエレンFRB議長の議会証言にますます注目が集まることとなりました。

結果
22:30 1月非農業部門雇用者数 予想:+19.0万人 結果:+15.1万人 (前回:+29.2万人 修正値:+26.2万人)
22:30 1月失業率 予想:5.0% 結果:4.9% (前回:5.0%)

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2016年2月5日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

昨夜のNY株式市場
NY DOW  16,204.83(-211.75)
NASDAQ   4,363.14(-146.42)
 昨日の1月の雇用統計では非農業部門就業数が予想を下回りましたが、失業率・平均時給が好結果だったことで利上げへの警戒から売られてダウは$200超の下落、ナスは3.2%もの大幅下落となりました。

左:DOW-1分足 右:NASDAQ-1分足
 

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

日経先物(夜間)
 ナイトは16,730で寄り付き、16,670-790で上下して、22:30の雇用統計発表の時は16,690でした。
発表直後に16,610-760で振ってからは徐々に上げて23:15には16,830まで上昇しました。
しかっしNY株が軟調なスタートとなったことで一段下げて16,670-750で揉み合いとなり、00:50からは下げ足を速めて01:25の16,510まで下げ続けました。
その後は16,530-590で小動きとなって、16,560(-160)で3時となりました。
またCME(円建て)清算値は16,560でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
 昨日の欧州時間は116.70-117.00で上下して、22:30の雇用統計の時は116.61でした。
発表直後に116.22-117.05で振った後は上げ出して23:15には117.42まで上昇しました。
しかしNY株が利上げ懸念で軟調に始まったことでドル円は押し戻されて116.90近辺でのこう着となり、116.83でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
 雇用統計発表で1.843%から23:15には1.896%まで利回りは上昇しましたが、14:00から徐々に低下して発表前の水準の1.843%で7時となりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

原油先物CFD・2限月(チャートは7:00時点)
 雇用統計発表で$33.57まで上昇しましたが、しばらくすると押し戻されて$31.00でNYクローズとなりました。

左:原油先物CFD・2限月-5分足 右:原油先物CFD・2限月-1時間足
 

左:原油先物CFD・2限月-日足

 

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