米雇用統計発表後のNY市場の動き(2015年9月5日)

2015年9月5日

・昨夜に発表された雇用統計は非農業部門雇用者数は予想に届かず、失業率や平均時給は予想を上回る結果で、9月利上げへ強い後押しをする結果にはなりませんでした。
NY株は雇用統計結果がまちまちだったことで明確な方向性も出ないまま安値圏での動きが続いてダウ・ナス共に1%を超える大幅下落となりました。
またドルは発表後は一旦買われましたが、しばらくすると売られ出し、市場参加者の気迷いの中でNYクローズとなりました。
10年債利回りは発表に向けては上昇していましたが、発表後からは低下して安値圏で引けました。

結果
21:30 8月非農業部門雇用者数 予想:+21.7万人 結果:+17.3万人 (前回:+21.5万人 修正値:+24.5万人)
21:30 8月失業率 予想:5.2% 結果:5.1% (前回:5.3%)

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2015年9月4日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

昨夜のNY株式市場
NY DOW  16,102.38(-272.38)
NASDAQ   4,683.92(-49.58)
・欧州株、日本株の下落の影響や雇用統計結果が非農業部門雇用者数は悪結果、失業率と平均時給は好結果だったことで明確な方向性も出ないまま安値圏での動きが続き、G20を見極めたいことや来週月曜日がレイバーデーで休場のための手仕舞い売りもかさんで午後には下げ幅を広げ、引け前に小幅戻して下げ幅を縮めて引けました。

左:DOW-1分足 右:NASDAQ-1分足
 

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

日経先物(夜間)
・ナイトは17,730で寄り付き、17,600-730で方向感なく上下して21:30の雇用統計発表の時は17,680でした。
発表直後に17,630-790を瞬間上下した後は21:50には17,520まで売られました。
そこからはジリジリと戻して23:40には17,750まで上昇しましたが、NY株が軟調に推移していたことでジリ下げた後は17,530-600で小動きとなり、17,530で3時となりました。
CME(円建て)清算値は17,635でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
 昨日の15:50に119.58から下げ出して17:20には118.83まで下落し、そこからは小幅戻して21:30の雇用統計の時は118.90でした。 発表直後に118.50-119.62を瞬間上下した後はジリ上げとなって23:40には119.40まで上昇しました。 しかしそこからは逆にジリ下げとなって02:30には118.77まで下落した後は戻して、119.02でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
 雇用統計発表に向けて利回りは上昇していましたが、発表を境に低下し始めて2.131%で7時となりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


nineteen − 18 =