米雇用統計発表後のNY市場の動き(2015年8月8日)

2015年8月8日

・昨夜に発表された雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を下回りましたが、過去2カ月分の雇用者数が上方修正されたことで発表直後はドル買いとなりましたが、債券買い(利回り低下)の流れになったことでドル売りが強まり、株式は早期利上げへの警戒から売られてダウ、ナス共に小幅安で引けました。

結果
21:30 7月非農業部門雇用者数 予想:+22.5万人 結果:+21.5万人 (前回:+22.3万人 修正値:+23.1万人)
21:30 7月失業率 予想:5.3% 結果:5.3% (前回:5.3%)

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2015年8月7日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

昨夜のNY株式市場
NY DOW  17,373.38(-46.37)
NASDAQ   5,043.54(-12.90)
 昨日発表された7月雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を下回りましたが、失業率や平均時給が予想にほぼ一致したことで、早期利上げへの警戒感が高まりダウは一時150ドル近く下落しましたが、引けにかけて戻して下げ幅を縮め、ダウ、ナス共に小幅安で引けました。

左:DOW-1分足 右:NASDAQ-1分足
 

 

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

日経先物(夜間)
 ナイトは20,680で寄り付き、20,680-720で小動きとなって21:30の雇用統計の時は20,700でした。
発表で20,660まで下落しましたが、反転して21:55には20,750まで上昇しました。
その後押し戻されて20,680-710で揉み合っていましたが、23:20から下げ出して20,580まで下落しました。
そこからは20,580-630で上下して、20,590(-120)▼0.58%で3時となりました。
CME(円建て)清算値は20,650でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
 昨日の欧州時間序盤は124.65-85で小動きとなって、雇用統計発表直前に下げて21:30は124.52でした。
発表直後は非農業部門雇用者数が予想を下回ったために124.27まで下落しましたが、過去2カ月分の雇用者数が上方修正されたことですぐに反転上昇となって125.06まで79pips急伸して、しばらく124.70-125.00で揉み合っていました。
しかし23:25から下げ出して00:45には124.10まで下落し、その後は124.10-30で小動きとなって、124.22でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

左:ドル円-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
 雇用統計の21:30に2.254%まで小幅上げましたが、NY株の下落による安全資産の米国債への逃避や原油価格下落で米国のインフレ圧力が低下するとの見方からジリ下げとなって2.166%で7時となりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

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