2015年6月18日

・昨日のNY株はFOMCで利上げペースは緩やかにとどまるとの見通しが示されたことで上昇しましたが、買いは伸びずダウ、ナス共に小幅高となり、ドル円はイエレンFRB議長会見で「利上げの条件はまだ満たされていない」「FOMCは今年のインフレはかなり低いと予想」「進展を示す更なる決定的な証拠を待っている」などと早期利上げに対して慎重な姿勢だったことでドル売りが強まり、1円以上の円高となる123.42でNYクローズとなりました。
・本日の日経は寄り直後から強い売りで10時まで下げ続けて20,000円攻防の動きが続いていましたが、売り圧力に屈して現物・先物共に20,000円を割り込んでの引けとなりました。

★早朝のFOMC声明骨子は、FOMC声明骨子（2015年6月18日）の記事に載せています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）

日経先物
20,190で寄り付き、直後から急速に下げて9：45には20,050まで下落し、10：00には20,030まで下落しました。
そこからはリバって10：10に20,110まで戻りましたがすぐに押し戻されて20,030-70で小動きとなりました。
12：30に再び20,100までリバりましたが押し戻されて、小幅な上下を入れながら下げて13：35には20,000まで下落しました。
その後は20,000-60で20,000円の攻防が続いていましたが、14：20には19,990まで下落して15時には更に下げて19,960まで下落し、19,960（-280）▼1.38％で引けとなりました。
現物は19,990.82（-228.45）▼1.13％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

マザーズ
前日終値988.65よりも2.03ポイント高い990.68で寄り付き、 9：10に995.27まで上昇した後は急速に下げて9：40にマイテンして9：45には985.95まで下落しました。
そこからは前日終値近辺で揉み合った後はジリ上げとなり11：15には995.83まで上昇しました。
その後は日経の軟調さとは対照的に992-997の高値圏での動きとなり、14：55に小幅下げて993.09（+4.44）△0.45％で引けとなりました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

ドル円（チャートは15:00時点）
・昨日は欧州時間から上昇が続き23：50には124.30まで上昇し、3：00のFOMCの時は124.15でした。
発表で124.15から123.71まで急落し、イエレンFRB議長会見で「利上げの条件はまだ満たされていない」「FOMCは今年のインフレはかなり低いと予想」「進展を示す更なる決定的な証拠を待っている」などと早期利上げに対して慎重な姿勢だったことで更にドル売りが加速して、04：15には123.21まで大幅下落し、123.42でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると123.40-50でこう着し、8：30に123.60まで上げた後はジリ下げが続いて12：00には123.06まで下落しました。
その後もジリ下げが続いて14：10に123円台を割り込み14：30には122.85まで下落し、122.98で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

日本国債（チャートは15：00時点）
寄りからジリ上げとなって12：20には147.09まで上昇し、そこからは高値圏で小動きとなりました。

左：日本国債先物－5分足　右：日本国債先物－日足
　

上海総合指数
前日終値4,967.90よりも-25.38ポイント低い4,942.52で寄り付き、小幅安水準で上下していましたが、後場半ばから下げ足を速めて4,785.36（-182.54）▼3.67％で引けとなりました。

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足
　

昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 　17,935.74(+31.26)
ＮＡＳＤＡＱ 　 5,064.88(+9.33)
・昨日のNY株は朝方は小幅高だったものの、徐々に売られて小幅マイナスでFOMCを迎え、利上げペースは緩やかにとどまるとの見通しが示されたことで上昇しましたが、買いは伸びずダウ、ナス共に小幅高で引けました。

左：DOW－日足　右：NASDAQ－日足