米雇用統計発表後のNY市場の動き(2015年6月6日)

2015年6月6日

・昨夜に発表された雇用統計は失業率は5.4%予想から5.5%に悪化しましたが非農業部門雇用者数が予想を大幅に上回ったことで早期利上げへの警戒が高まりダウ先物は直後に下落し、米国株式市場が開場した後も軟調なスタートとなりました。
その後徐々に戻してダウは小幅安、ナスは小幅高で引けました。
・日経ナイトはドル円が1円を超える大幅円安進行を受けて上昇となりましたが、NY株の軟調な動きから伸びはなく押し戻されて、引けはプラスながら上げ幅を縮めました。

結果
21:30 5月非農業部門雇用者数 予想:+22.6万人 結果:+28.0万人 (前回:+22.3万人 修正値:+22.1万人)
21:30 5月失業率 予想:5.4% 結果:5.5% (前回:5.4%)

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2015年6月5日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

昨夜のNY株式市場
NY DOW  17,849.46(-56.12)
NASDAQ   5,068.46(+9.33)
・昨日のダウは非農業部門雇 用者数が予想を大幅に上回る28万人増となったことで早期利上げへの警戒感が強まり朝方は売られましたが、雇用市場の回復を好感する見方から徐々に上昇してプラテンしました。
しかし買いは続かずその後はマイナス圏での小動きのまま引けとなりました。
ナスダックは朝方下げた後上昇して小幅高での小動きが続き、プラスで引けました。

左:DOW-1分足 右:NASDAQ-1分足
 

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

日経先物(夜間)
ナイトは20,500で寄り付き、20,490近辺でこう着した後、一段下がって19:15からは20,450近辺でのこう着となり、21:30の雇用統計発表の時は20,470でした。
好結果だったことで20,470から20,550まで80円急伸し、20,510-530で揉み合った後は堅調な上昇となって23:35には20,620まで上昇しました。
その後は20,580-600で小動きとなり、01:20から下げ出して20,520まで下落し、引けにかけて戻して20,570(+110)△0.54%で3時となりました。
CME(円建て)清算値は20,580でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
昨日の16:00から上昇して124.70-85で小動きとなり、21:30の雇用統計発表の時は124.65でした。
発表で124.65から125.72まで107pips急伸し、22:30には125.84まで上昇しました。
その後、125.36まで下げる場面がありましたが戻して125.60近辺で小動きとなり、125.58でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
債権市場は雇用統計発表で利回りは急伸して2.417%まで上昇し、00:30に2.366%まで下げる場面がありましたが引けにかけて再び上昇して2.409%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


18 − 2 =