米雇用統計発表後のNY市場の動き(2014年12月6日)

2014年12月6日

昨日のナイトは雇用統計への期待やドル円の上昇から買いが続き、発表前に18,000円台に乗せ、22:30に発表された結果が雇用者数は大幅増、平均時給が前月から増加して予想を超える好結果だったことやドル円への仕掛け的な買いが継続したことで、日経ナイトは大幅上昇となりました。
また、ドル円は15時の120.00から高値である23:50の121.68まで168pipsもの大幅上昇となりました。

ドル円の上げがあまりにも急ピッチで大きいですし、選挙前ということもあって口先介入などでドル円が乱高下して、株式市場も引っ張られることには十分に警戒しておきたいところです。

 

結果
22:30 11月非農業部門雇用者数 予想:+23.0万人 結果:+32.1万人 (前回:+21.4万人 修正値:+23.6万人)
22:30 11月失業率 予想:5.8% 結果:5.8% (前回:5.8%)

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2014年12月5日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

昨夜のNY株式市場
NY DOW  17,958.79(+58.69)
NASDAQ   4,780.75(+11.32)
昨日のNY株は雇用統計で雇用者数が大幅増だったことや平均時給が前月から増加したことを好感して終日堅調な展開となり、ダウ、ナス共に上昇してダウは過去最高値を更新しました。

左:DOW-5分足 右:NASDAQ-5分足
 

 

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

日経先物(夜間)
ナイトは17,950で寄り付き、雇用統計への期待やドル円が上昇を続けていたことでジリジリと上げて21:05には18,020まで上昇し、雇用統計発表直前に下げて22:30は17,970でした。
発表で17,970から18,040まで急伸し、一旦18,010まで押した後はジリ上げとなり、00:20には18,110まで上昇しました。
その後、00:55に18,060まで押した後は18,070-090で小動きとなり、18,090(+150)△0.84%で3時の引けとなりました。
なお、CME(円建て)清算値は18,045でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

ドル円(チャートは7:00時点)
昨日は雇用統計への期待で欧州時間からジリ上げが続き、15時の120.00から20:50には120.68まで上昇し、雇用統計発表の22:30は120.41でした。
発表で120.41から121.37まで96pips急伸して、120.97まで押した後再び上げ出して23:50には121.68まで上昇しました。
その後は121.30-55で上下して121.44でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

左:ドル円-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
雇用統計発表で2.324%まで利回りが上昇しましたがすぐに反落となりました。
しかジリ上げとなって2:45には2.328%まで上昇してからは小幅押し戻されて2.307%で7時となりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


seventeen − ten =