東京市場ザラバ~予想外に悪化した7-9月GDP~(2014年11月17日)

2014年11月17日

本日8:50に発表された日本GDPが予想よりも大幅悪化の結果でしたがドル円は直後に急伸して117円台を付けてからの日経開場となりました。
そのため寄り値はCME清算値17,485よりも下落して始まりましたが、大きく下に離れての寄りにはなりませんでしたが、寄った直後から早いピッチでの下げが続いて11:20には17,000円を割り込み16,990を付け、一旦戻りましたが引け前に下げ足を速めて16,890まで下落しました。

解散総選挙、消費税引き上げ延期が既に報じられている中でのGDPが予想よりも大幅悪化の結果だったことや、10/31の追加緩和からの急激な上昇の反動もあって大幅下落となり、これから利確の流れがしばらく続くのか、それとも追加緩和もしているので早めの底打ち・反転をするのか、しっかり見極ていきたところです。

結果
08:50 第3四半期GDP・一次速報 [前期比] 予想:+0.5% 結果:-0.4% (前回:-1.8% 修正値:-1.9%)
08:50 第3四半期GDP・一次速報 [前期比年率] 予想:+2.2% 結果:-1.6% (前回:-7.1% -7.3%)

日経先物
17400で寄り付き、17,430を直後に付けた後は急速な下げとなり11:20の16,990まで410円下落し続けました。
そこからは17,050-110で上下していましたが、14:00から再び下げ出して14:10には17,010まで下落し、14:35からは更に下げ足を速めて14:45には16,890まで急落し、そこからは戻して17,040(-410)▼2.35%で引けとなりました。
現物は16,973.80(-517.03)▼2.96%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値906.07よりも2.64ポイント908.71で寄り付き、909近辺で揉んだ後9:15から下げ出して9:35には898.66まで下落し、899-903で上下していました。
10:55にはプラテンする場面がありましたが、後場に入るとジリ下げとなり、892.23(-13.84)▼1.53%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:00時点)
・先週金曜日の東京時間からの上昇基調が欧州時間も続き、22:30の米・小売売上高が予想よりも良かったことで116.82まで上昇しましたが、そこからは売り物に押されて下げとなり、2:10には116.05まで下落しました。
その後は116.10-40で上下して116.31でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は18pips上窓を明けた116.49で始まり、すぐに上昇して116.60近辺で揉んでいました。
注目の8:50のGDP発表で117.04まで急伸しましたが、上髭を形成して9:00には116.36まで急落しました。
そこからは揉み合いながら下げていき、11:30には本日高値117.04から160pipsの大幅下落となる115.44までしました。
その後、115.93まで戻って115.75-90で上下していましたが、14:05から再び下げ出して14:45には115.45まで下落し、115.61で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
日経が大きく下落したことで上昇しましたが、後場に入ると下落して安値圏で小動きとなり15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,478.82よりも28.04ポイント高い2,506.86で寄り付き、直後に年初来高値を更新しましたが、買いは続かずに小幅押し戻され、引け前にマイテンして2,474.01(-4.82)▼0.19%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨夜のNY株式市場
NY DOW  17,634.74(-18.05)
NASDAQ   4,688.54(+8.40)
先週金曜日のNY株は米・小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数の結果が良かったにもかかわらず、終日小幅な動きが続いて、ダウは小幅安、ナスは小幅高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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