米雇用統計発表後のNY市場の動き(2014年10月4日)

2014年10月4日

昨夜(10/3)21:30に発表された雇用統計が好結果だったことやISM非製造業景況指数が良かったことでNY株は大幅上昇となり、ダウは17,000ドルを回復して引けました。
ドル円もドル買いが強まったことで大幅上昇となり110円に接近してNYクローズとなりました。

来週は日銀金融政策決定会合があり、雇用統計の流れを引き継いで日経16,000円、ドル円110円を固めることができるのか、それとも雇用統計の上昇分をはき出すのか、どちらにしてもボラが大きくなりそうです。
日経先物は9/29のザラバ高値16,360から10/2のナイト安値15,370まで短期で990円下げたことで参加者には高値の恐怖が残っているでしょうから、一本調子に上値追いの展開は難しいように思います。

結果
21:30 9月非農業部門雇用者数 予想:+21.5万人 結果:+24.8万人 (前回:+14.2万人 修正値:+18.0万人)
21:30 9月失業率 予想:6.1% 結果:5.9% (前回:6.1%)
21:30 8月貿易収支 予想:-408億ドル 結果:-401億ドル (前回:-405億ドル 修正値:-403億ドル)
23:00 9月ISM非製造業景況指数 予想:58.5 結果:58.6 (前回:59.6)

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2014年10月3日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

昨夜のNY株式市場
NY DOW  17,009.69(+208.64)
NASDAQ   4,475.62(+45.43)
昨日のNY株は雇用統計やISM非製造業景況指数の時給の伸びは市場予想を下回った。好結果を受けて大幅上昇となり、ダウは17,000ドルを回復しました。

左:DOW-5分足 右:NASDAQ-5分足
 

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

日経先物(夜間)
ナイトはザラバ引値15,760よりも40円低い15,720で寄り付き、15,720近辺で揉んだ後17:00から小幅上昇して15,770近辺での小動きとなり、21:30の雇用統計の発表の時は15,780でした。
発表で15,780から15,850まで70円急伸し、更に上げて21:40には15,900まで上昇しました。
その後、NY市場開場後の22:35には15,810まで押す場面がありましたが、NYが上昇していったことで反転上昇となり22:45には15,940まで上昇しました。
そこからは15,890-940で上下し、1:30には15,950を付けましたがそれ以上は伸びず、15,920近辺でこう着となり、15,920でナイト引けの3時となりました。
なお、CME(円建て)清算値は15,910でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
昨夜の欧州時間は108.85-90で小動きとなり、雇用統計発表の21:30は108.79でした。
発表で108.79から109.60まで81pips急伸し、その後も上昇が続き23:40の109.90まで上げ続けました。
そこからは109.70-90で上下し109.78でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
雇用統計発表で米国10年債利回りが急伸して2.484%まで上昇し、しばらく大きめの振幅で上下していましたが、ジリジリと下落して雇用統計の上げ分を帳消しにして2.436%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

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