FOMC直後のNY市場の動き(2014年9月18日)

2014年9月18日

昨夜のFOMCで、NY株は小幅上昇に留まりましたが、ドル買い、債券売りの動きが強まりドル円は108円台に入ってきました。
株は金利上昇に過剰反応しない理想的な展開となりました。

本日からスコットランドの独立是非を問う住民投票が行われ、いろんな報道が錯綜する可能性がありますので警戒は怠れません。

 

★イエレン議長の会見は、イエレン米FRB議長会見要旨(2014年9月18日)の記事に載せています。 (下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

★FOMC声明全文は、FOMC声明全文(2014年9月18日)の記事に載せています。 (下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

昨夜のNY株式市場
NY DOW  17,156.85(+24.88)
NASDAQ   4,562.19(+9.43)
・ダウ、ナス共に小幅続伸しました。
3時の発表直後は下落しましたが、すぐに反転上昇となり、ダウは一時史上最高値を更新しました。
しかし引けにかけては押し戻されて、上げ幅を縮小しての引けとなりました。
・FOMCで量的金融緩和を10月の次回会合で終了するとしましたが、量的緩和の終了後も事実上のゼロ金利については「相当の間」維持する方針とのことから株式市場は上昇し、ダウは一時史上最高値を更新しました。

左:DOW-5分足 右:NASDAQ-5分足
 

 

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
昨夜の欧州時間は107.30近辺で小動きでしたが、23:50から上げ出して一段高い107.60近辺での小動きとなりFOMCを迎える3:00は107.51でした。
発表で107.51から108.14まで63pips急伸し、その後一旦押して3:30には107.63まで下落しましたが、イエレンFRB議長会見で再び上げ出して4:30には108.38まで上昇し、108.31でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
FOMCでFRB高官が来年末の金利見通しを2015年末のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標の予想中央値を1.375%とし、6月時点の予想値の1.125%から上方修正したことで、将来の利上げ期待が高まり、債券が売られ金利上昇となり、米国10年債権利回りは2.622%となりました。

左:米国10年債権利回り-5分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

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