東京市場ザラバ~値幅69円~(2017年6月29日)

 

2017年6月29日

・昨日のNY株は「緩和縮小の示唆」という金融市場の解釈は間違いと指摘するECB関係者の話が伝わると前日のドラギECB総裁発言で金融緩和の出口戦略に早期に着手する懸念が和らいだことによる安心感の買いや長期金利の上昇による金融セクターが買われたことやハイテク株への買い戻しもあり、ダウは$143高、ナスは1.43%高の大幅反発となりました。

・本日の日経はNY株高を受けて前日終値20,130.41よりも130.46円高い20,260.87で寄り付きましたが、高値20,266、安値20,197で69円幅の狭いレンジで上も下も固い動きがひたすら続いて、20,220.30(+89.89)で引けました。
またTOPIXは終値での年初来高値を更新しました。

 

 

日経先物
20,240で寄り付き、直後から上げ出して9:00に20,270まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて9:15には20,220まで下落し、20,220-240で揉み合った後9:55から下げ出して10:15には20,180まで下落しました。
その後は戻して20,220-250での小動きが続き、13:50から小幅下げて20,190-220での小動きとなって、20,210(+70)△0.35%で引けました。
現物は20,220.30(+89.89)△0.45%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,166.51よりも10.31ポイント高い1,176.82で寄り付き、前場は1,172-79での小動きが続き、後場になると上げ出して14:00には1,187まで上昇しました。
その後は1,180-86での小動きとなって、1,185.37(+18.86)△1.62%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は16:00の112.41から急速な下げとなって17:10には111.83まで下落しましたが、そこから戻してからは111.90-35での上下が続き、112.31でNYクローズとなりました。
またECB関係者の「市場は27日の刺激策に関するドラギECB総裁発言を誤認」との報道でユーロが急落、その後カーニーBOE総裁の「BOEの刺激策の一部解除が必要となる可能性」と発言でポンドとユーロが急伸するなど要人発言によって大きく上下しました。
・東京時間に入ると112.30近辺で揉み合いとなり7:30に112.44まで上昇する場面がありましたがすぐに押し戻されてからは112.15-30での小動きがひたすら続いて、112.19で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
・大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,173.20よりも1.78ポイント高い3,174.98で寄り付き、プラス0.1-0.5%での小動きが終日続いて、3,188.06(+14.86)△0.47%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    21,454.61(+143.95)
NASDAQ     6,234.41(+87.79)
・昨日のNY株は「緩和縮小の示唆」という金融市場の解釈は間違いと指摘するECB関係者の話が伝わると前日のドラギECB総裁発言で金融緩和の出口戦略に早期に着手する懸念が和らいだことによる安心感の買いや長期金利の上昇による金融セクターが買われたことやハイテク株への買い戻しもあり、ダウは$143高、ナスは1.43%高の大幅反発となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足