昨日のNY市場と外資系注文動向(2017年6月29日)

NY DOW    21,454.61(+143.95)
NASDAQ     6,234.41(+87.79)
CME(円建)  20,210
日経先物(夜間) 20,220

・昨日のNY株は「緩和縮小の示唆」という金融市場の解釈は間違いと指摘するECB関係者の話が伝わると前日のドラギECB総裁発言で金融緩和の出口戦略に早期に着手する懸念が和らいだことによる安心感の買いや長期金利の上昇による金融セクターが買われたことやハイテク株への買い戻しもあり、ダウは$143高、ナスは1.43%高の大幅反発となりました。
・昨日のドル円は16:00の112.41から急速な下げとなって17:10には111.83まで下落しましたが、そこから戻してからは111.90-35での上下が続き、112.31でNYクローズとなりました。
またECB関係者の「市場は27日の刺激策に関するドラギECB総裁発言を誤認」との報道でユーロが急落、その後カーニーBOE総裁の「BOEの刺激策の一部解除が必要となる可能性」と発言でポンドとユーロが急伸するなど要人発言によって大きく上下しました。

外資系5社経由の注文動向 売り470万株、買い1,120万株 差引き650万株の買い越し。
金額ベース(5社)は3億円の買い越し。
米国系証券は買い越し、欧州系証券は売り越し。
売り:食品、ゴム、電力、通信など
買い:化学、電機、自動車、銀行、保険など
売り買い交錯:不動産など
との観測。