昨日のNY市場と外資系注文動向(2016年10月13日)

NY DOW    18,144.20(+15.54)
NASDAQ     5,239.02(-7.77)
CME(円建)  16,965
日経先物(夜間) 16,960

・昨日のNY株は原油先物価格が下落したことや前日の$200安の反動の買いで売り買い交錯となってプラスマイナスを行き来していました。
FOMC議事要旨で複数のメンバーが「比較的早期の利上げが適切」との意見、また一部メンバーはインフレ率改善の確証を得るまで利上げを待つべきとの意見で割れ、9月の利上げ据え置きが僅差で合意されたことが示されました。
FOMC議事要旨発表の反応は薄く、その後ダウは小幅高で推移して引け、ナスは小幅安となりました。
・昨日のドル円は欧州時間序盤は103.40-70で上下していましたが、米10年債利回り上昇を受けて20:40から上げ出して21:50には103.98まで上昇して103.90近辺での揉み合いとなりました。
FOMC議事要旨発表を控えている中、仕掛け的な買いが入り、更にストップロスも巻き込んで23:50から急伸して00:50の104.48まで上昇しました。
その後はジリ下げとなり、03:00のFOMC議事要旨発表では104.10-45で上下に振れ、104.18でNYクローズとなりました。

外資系5社経由の注文動向 売り930万株、買い990万株 差引き60万株の買い越し。
金額ベース(5社)は、売り(101億円)、買い(145億円)で買い越し。
米国系証券は売り越し、欧州系証券は買い越し。
売り:鉱業、薬品、精密、商社、REITなど
買い:繊維、化学、ゴム、自動車、サービスなど
売り買い交錯:食品、ガラス、機械、電機、小売、電力、不動産、通信など
との観測。