東京市場ザラバ~昨日の大統領選での919円安をひっくり返す1092円高~(2016年11月10日)

2016年11月10日

・昨日のダウは朝方は米・大統領選で勝利したトランプ氏への期待と不安でプラスマイナスを繰り返していましたが、トランプ氏の政策(法人減税や規制緩和、インフラ投資の拡大など)への期待から金融や製薬、資本財などのセクターを中心に物色が高まり、一時$300超の大幅上昇となって$256高で引け、ナスも+1.11%の大幅上昇となりました。
またドル円は16:00の102.35から05:50には105.88まで350pipsもの大幅上昇となり、前日東京時間の大統領選での下げ分をすべて取り戻した上、更に上昇しました。
・本日の日経は前日の大幅安からのNY株・ドル円の大幅上昇を受けて前日終値16,251.54よりも311.32円高い16,562.86で寄り付き、日経先物にさや寄せするように直後から急伸して9:10には17,227まで上昇しました。
そこからは17,150-260での高値圏で若干狭い動きが続き、13時半からジリジリと上げ出して14:20に本日高値17,393.82を付け、その後は押し戻されて17,344.42(+1,092.88)で引けました。

 

日経先物
17,250で寄り付き、17,210-260で揉み合った後9:05に17,350まで上昇しましたが、すぐに反転して下げ出し9:25には17,120まで下落しました。
その後はジリ上げとなって10:05に17,270まで上昇した後は17,160-250での上下が長く続き、13:30から再び上げ出して14:20には17,400まで上昇しました。 引けにかけては押し戻されてましたが、17,300(+1,050)△6.46%での大幅高で引けとなりました。
現物は17,344.42(+1,092.88)△6.72%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値829.40よりも14.91ポイント高い844.31で寄り付き、直後から急伸して9:05には860まで上昇しました。
そこからは押し戻されて860近辺での小動きの後、9:35からジリジリと上げて872近辺での小動きが引けまで続いて、873.02(+5.26)△5.26%で引けとなりました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州・NYタイムでは上昇が続き、16:00の102.35から17:10には103.73まで上昇し、一旦103.00-60で揉み合った後、21:40から再び上げ出し、更に欧州・NY株の上昇や米10年債利回りが一時1/15以来の2.08%台まで上昇したことでほぼ一本調子で上げ続け、05:50には105.88まで大幅上昇して東京時間に大幅下落した分を全戻しする大幅上昇して105.68でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなって7:50に105.55まで下げた後は逆に上げ出して9:05には105.95まで上昇しました。
しかし9:15からジリ下げとなり11:35に104.95まで下落し、105.00-35での上下となりました。
その後13:40から再度上げ出して14:20には105.69まで上昇しましたが、その後は再度押し戻されて105.29で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
米国の利回り上昇を受けて大きな下窓を明けた151.38で寄り付いた後は小動きが続きました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,128.37よりも20.17ポイント高い3,148.54で寄り付き、終日+1%超での堅調な動きが続いて、3,171.28(+42.91)△1.37%で引けとなりました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  18,589.69(+256.95)
NASDAQ  5,251.07(+57.58)
・昨日のダウは朝方は米・大統領選で勝利したトランプ氏への期待と不安でプラスマイナスを繰り返していましたが、トランプ氏の政策(法人減税や規制緩和、インフラ投資の拡大など)への期待から金融や製薬、資本財などのセクターを中心に物色が高まり、一時$300超の大幅上昇となって$256高で引けました。
またナスも+1.11%の大幅上昇となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足