2020年7月15日

・昨日のNY株は朝方はマイナス圏で始まりましたが、ウイルスワクチン開発期待やJPモルガンの第2四半期決算でトレーディング収入が過去最高となったこと、更にFRBが個別企業の社債を購入するとの発表で一時600ドル超まで上昇幅を広げて$556の大幅高で引け、一方ナスは連日の急騰の反動から売り物に押されて上値は伸びず0.94%高で引けました。

・昨日のダウ大幅高に加えて本日6時半に米モデルナがコロナワクチンの抗体産出との報道を受けて時間外のダウ先物が300ドル超急伸したため本日の日経は前日終値22,587.01よりも230.90円高い22,817.91で寄り付き、直後から上げ出して10時過ぎには361円高の22,948まで上昇し、そこからは22,900近辺での小動きが続きました。
香港株や上海株が軟調に推移したことを受けて11：30から一段下げ、昼休み中の11:57に日銀金融政策決定会合の結果が発表されましたが日経先物に大きな動きはありませんでした。
後場は22,858で寄り付き、22,850近辺で揉み合った後13時半からジリジリと上げ出して大引け前に378円高の22,965まで上昇し、22,945.50（+358.49）△1.59％で引けました。

 

日銀金融政策決定会合の結果
11:57　現状維持

 

 

日経先物
寄り前に米モデルナがコロナワクチンの抗体産出との報道があったため前日終値22,710よりも80円高い22,790で寄り付き、直後から上げ出して10：20には22,930まで上昇しました。
そこからは22,850-890での揉み合いが続き、香港株や上海株が軟調に推移したことを受けて11：30から一段下げ、11:57に日銀金融政策決定会合の結果が発表されましたが大きな動きはありませんでした。
しかし13：30からジリジリと上げ出して14：35に370円高の22,940まで上昇し、引け直前に更に上げて本日高値の22,950(+380)△1.68%で引けました。
現物は22,945.50（+358.49）△1.59％でした。

東証一部売買代金：22,092億円、東証一部売買高：12.45億株
東証一部騰落数　値上がり1,860銘柄、値下がり260銘柄、変わらず51銘柄

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

 

マザーズ
前日終値997.41よりも5.86ポイント高い1,003.27で寄り付き、直後から上昇基調となり11：05には1,013まで上昇し、後場に入ると一段高となって13：30に1,017まで上昇し、その後は1,013-18で上下し、1,017.12（+19.71）△1.98％で引けました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

 

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日の欧州時間は時間外のダウ先物や欧州株の下落していたためリスク・オフのドル買いで21：30には107.42まで上昇し、NYタイムに入るとNY株の上昇でと共にドル売りが強まり03：10には107.15まで下落し、107.24でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると107.20-30での小動きが続き、11:57に日銀金融政策決定会合の現状維持の結果が発表されましたが、大きな反応はなくその後は107.20-30での小動きが続き、107.26で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

 

日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。

左：日本国債先物－5分足　右：日本国債先物－日足
　

 

上海総合指数
前日終値3,414.61よりも7.46ポイント高い3,422.07で寄り付き、前場は下げ基調が続いてマイナス2.0%まで下落しましたが、後場になると逆に戻り基調が続いて、3,361.30（-53.31）▼1.56％で引けました。

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足
　

 

昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 　26,642.59(+556.79)
ＮＡＳＤＡＱ　 10,488.58(+97.73)
・朝方はカリフォルニア州など新型コロナウイルス感染再燃により経済活動の再開を数段階戻す動きで景気回復が遅れる懸念や米中関係の悪化懸念でマイナス圏で始まりましたが、モデルナがワクチン後期治験を27日から開始すると発表したことでウイルスワクチン開発期待やJPモルガンの第2四半期決算でトレーディング収入が過去最高となったこと、更にFRBが個別企業の社債を購入するとの発表で一時600ドル超まで上昇幅を広げて$556の大幅高で引けました。
一方ナスは連日の急騰の反動から売り物に押されて上値は伸びず0.94%高で引けました。

左：DOW－日足　右：NASDAQ－日足