東京市場ザラバ~雇用統計の結果を受けて米国の利下げ期待後退で212円安~(2019年7月8日)

 

2019年7月8日

・先週金曜日のNY株は6月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る結果だったことで利下げ期待が後退したため売りが先行してダウは一時232ドル安まで下落しました。
その後は0.50%の大幅な利下げの可能性は薄くなったものの根強い利下げへの期待からジリジリと戻してダウは$43安、ナスは0.10%安で下げ幅を縮めて引けました。

・本日の日経は前日終値21,746.38よりも80.59円安い21,665.79で寄り付き、直後から下げ出して21,562まで下げ続け、そこから一旦リバって21,616まで戻しましたが、10時半から始まった上海が軟調だったため一段安となって199円安の21,547まで下落しました。
昼休み中に日経先物が下落したため後場は21,534で始まり228円安の21,518まで下落し、その後21,557までリバりましたが、13時半から再度ジリジリと下げ出して14時半過ぎには247円安の21,499まで下げ幅を広げ、引けにかけて小幅戻して21,534.35(-212.03)で引けました。

 

 

日経先物
21,640で寄り付き、直後から下げ出して9:45に21,520まで下落し、そこからリバって10:10に21,580まで戻しましたが、再び下げ出して11:55には230円安の21,470まで下落しました。
その後は21,470-500での小動きが続き、14:30に一段安となって240円安の21,460まで下落し、14:55から急速に戻して21,530(-170)▼0.78%で引けました。
現物は21,534.35(-212.03)▼0.98%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値925.93よりも0.70ポイント高い926.63で寄り付き、直後から下げ出して10:30には918まで下落しました。
そこからは918近辺でこう着が続いた後14:30から一段安となって915まで下落し、916.04(-9.89)▼1.07%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は欧州時間からジリ上げとなり16:00の107.93から21:30の雇用統計の時には108.05まで上昇しました。
発表直後に108.05から108.40まで急伸し、そこから更にドル買いの流れとなり23:20には108.62まで上昇しました。
その後はNY株の下落で108.42まで下げましたが、すぐに戻して108.55での小動きが続き、03:40に108.63まで上昇した後は押し戻されて108.48でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は108.43で始まり、7:20に108.58まで上昇した後は108.40-55で上下していましたが、12:30からジリ下げとなり14:50の108.27まで下げ続け、108.29で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,011.05よりも13.25ポイント安い2,997.80で寄り付き、直後から下げ出して前場半ばにはマイナス3.0%まで下落し、その後はマイナス2.4-3.0%で推移し、2,933.36(-77.70)▼2.58%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    26,922.12(-43.88)
NASDAQ    8,161.79(-8.44)
・先週金曜日のNY株は6月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る結果だったことで利下げ期待が後退したため売りが先行してダウは一時232ドル安まで下落しました。
その後は0.50%の大幅な利下げの可能性は薄くなったものの根強い利下げへの期待からジリジリと戻してダウは$43安、ナスは0.10%安で下げ幅を縮めて引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足