2019年7月1日

・先週金曜日のNY株は週末に行われるG20での米中首脳会談で対中制裁関税第4弾の発動の有無について注目が集まる中で様子見姿勢が強まり上値は重い展開でしたが、FRBが前日公表した大手行のストレステストで17行が「合格」と判断されたことで金融セクターが買われダウは4日ぶりの反発となる$73高で引け、ナスは0.48%高でした。

・6/29(土)の米中首脳会談では5月から途絶えていた貿易協議の再開で合意し、ファーウェイに安全保障上の問題がないものについては米国製品を売ることを認めていきたいとの考えを表明しました。
　また6/29(土)にトランプ大統領がツイッターで金正恩氏と会う意思を投稿し、それに北朝鮮側が応じて板門店でトランプ・金正恩両首脳が会談し、トランプ大統領が歴代アメリカ合衆国大統領として初めて北朝鮮の地に十数歩越境するという歴史的な出来事がありました。

・本日の日経は先週金曜日終値21,275.92よりも290.35円高い21,566.27で寄り付き、しばらく21,560-640で揉み合いが前場いっぱい続き、後場になるとジリジリとした上げがひたすら続いて引け直前に483円高の21,758まで上昇し、21,729.97（+454.05）で引けました。

 

 

日経先物
・先週金曜日終値21,310よりも330円上窓を明けた21,640で寄り付き、直後に440円高の21,660まで上昇した後はジリ下げとなって9：55に21,520まで押し戻されましたが、そこから反転すると21,550-600での揉み合いが続きました。
後場になるとジリジリとした上げがひたすら続いて本日高値の21,770（+550）△2.59％で引けました。
現物は21,729.97（+454.05）△2.13％でした。

本日発表された日銀短観
08:50　4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断　予想：9　結果：7　前回：12
08:50　4-6月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き　予想：6　結果：7　前回：8
08:50　4-6月期日銀短観・四半期大企業非製造業業況判断　予想：20　結果：23　前回：21
08:50　4-6月期日銀短観・四半期大企業非製造業先行き　予想：19　結果：17　前回：20
08:50　4-6月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資(前年度比)　予想：8.9%　結果：7.4%　前回：1.2%

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

 

マザーズ
先週金曜日終値894.45よりも10.59ポイント高い905.04で寄り付き、9：25に910まで上昇した後は906-911での小動きがひたすら続いて909.52（+15.07）△1.68％で引けました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

 

ドル円（チャートは15：30時点）
・先週金曜日のドル円は米中首脳会談を翌日に控えて様子見ムードが強く107.60-80での小動きが欧州時間から続き、NYタイムに入ると小幅上げて107.75-90で上下し、107.92でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は29pips上窓を明けた108.21で始まり、直後から更に上げ出して7：50には108.50まで上昇しましたが、そこから押し戻されて10：40の108.10まで下落が続きました。
そこから反転するとジリ上げが続いて14：10に108.35まで上昇し、108.32で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

 

日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。

左：日本国債先物－5分足　右：日本国債先物－日足
　

 

上海総合指数
先週金曜日終値2,978.88よりも45.74ポイント高い3,024.62で寄り付き、前場半ばにプラス2.1%まで上昇した後はプラス1.8-2.2%での堅調な動きがひたすら続いて、3,044.90（+66.02）△2.22％で引けました。

本日発表された中国指標
10:45　中国・6月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)　予想：50.0　結果：49.4　前回：50.2

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足
　

 

昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 　26,599.96(+73.38)
ＮＡＳＤＡＱ　 8,006.24(+38.49)
・先週金曜日のNY株は週末に行われるG20での米中首脳会談で対中制裁関税第4弾の発動の有無について注目が集まる中で様子見姿勢が強まり上値は重い展開でしたが、FRBが前日公表した大手行のストレステストで17行が「合格」と判断されたことで金融セクターが買われダウは4日ぶりの反発となる$73高で引け、ナスは0.48%高でした。

左：DOW－日足　右：NASDAQ－日足