東京市場ザラバ~G20の米中会談控えて様子見で62円安~(2019年6月28日)

 

2019年6月28日

・昨日のNY株はクドロー米国家経済会議(NEC)委員長が米テレビのインタビューで米中首脳会談に先立って両国が具体的な取り決めに合意した事実はないと前日の東京時間に香港紙が報じた内容を否定したことで米中会談を控えた様子見姿勢が強まり、ダウは終日小幅にプラス・マイナスをくりかえして$10安、ナスは半導体株の一角が買われたため堅調に推移して0.73%高で引けました。

・本日の日経は前日終値21,338.17よりも55.95円安い21,282.22で寄り付き、ジリジリとした下げが続いて10時半過ぎに122円安の21,216まで下落し、そこから11時に21,258までリバりましたが再び下げ出して後場寄り直後に139円安の21,199まで下落しました。
その後は21,200-270で方向感のない上下が続き、21,275.92(-62.25)で引けました。

 

 

日経先物
21,200で寄り付き、8:55から急伸して9:00に30円高の21,290まで上昇しましたが、そこからはジリ下げが続いて11:35には110円安の21,150まで下落しました。
その後はG20の米中首脳会談を明日に控えて様子見ムードとなり21,170-230で方向感なく上下して21,220(-40)▼0.19%で引けました。
現物は21,275.92(-62.25)▼0.29%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値887.68よりも1.98ポイント安い885.70で寄り付き、9:20から上げ出して9:35に894まで上昇しましたが、そこから押し戻されて10:30に889まで下落しました。
その後はリバって11:05に894まで上昇してからは892-896での小動きがひたすら続いて、894.45(+6.77)△0.76%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨夜のドル円は「米中は貿易戦争の一時的な休戦で合意」との香港紙の報道15:40に108.15まで上昇しましたが、中国外務省が「(休戦合意)承知していない」との見解を示すと円買いの流れとなり19:00には107.77まで下落しました。
そこからは107.94まで戻りましたが、NYタイムに入ると再び円買いとなり00:20に107.66まで下落し、その後は107.70-85での小動きが続いて、107.78でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると円買いの流れとなり、リバを挟みながら11:30には107.56まで下落しました。
その後は107.60-70での小動きが続き、107.70で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,996.79よりも4.55ポイント安い2,992.24で寄り付き、米中首脳会談を控えて終日マイナス0.4-1.1%での上下が続き、2,978.88(-17.91)▼0.60%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  26,526.58(-10.24)
NASDAQ  7,967.76(+57.79)
・昨日のNY株はクドロー米国家経済会議(NEC)委員長が米テレビのインタビューで米中首脳会談に先立って両国が具体的な取り決めに合意した事実はないと前日の東京時間に香港紙が報じた内容を否定したことで米中会談を控えた様子見姿勢が強まり、ダウは終日小幅にプラス・マイナスをくりかえして$10安、ナスは半導体株の一角が買われたため堅調に推移して0.73%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足