2019年4月25日
・昨日のNY株はキャタピラーの決算が増収増益だったものの建機販売が4%減で営業利益率も低下したため大幅安、またAT&Tも純利益が12%減だったことで売られたためダウは上値の重い展開が続き$59安で引け、前日に過去最高値を更新したナスは0.23%安で引けました。
・本日の日経は前日終値22,200.00よりも16.68円安い22,183.32で寄り付き、直後に22,155まで下げましたがすぐに反転して9時半には84円高の22,284まで上昇しました。
そこからは日銀決定会合を控えて22,200-290での上下が続き、昼休み中の12：29に現状維持の発表があり、後場になると一段高となって13時過ぎに125円高の22,325まで上昇し、その後は22,300-340での小動きがひたすら続いて、22,307.58（+107.58）で引けました。
日銀金融政策決定会合の結果
12:29 現状維持
日銀金融政策決定会合・骨子
★金融政策の現状維持を決定
・７対２の賛成多数で金融政策の現状維持を決定
・２０年春頃まで現在の低金利維持＝フォワードガイダンスを明確化
・１９年度のＣＰＩ見通し、１．１％（前回１．１％）＝展望リポート
・２０年度のＣＰＩ見通し、１．４％（前回１．５％）＝展望リポート
・２１年度のＣＰＩ見通し、１．６％＝展望リポート
・１９年度の成長率見通し、０．８％（前回０．９％）＝展望リポート
・２０年度の成長率見通し、０．９％（前回１．０％）＝展望リポート
・２１年度の成長率見通し、１．２％＝展望リポート
・景気は輸出・生産に海外経済減速の影響あるが、緩やかに拡大＝展望リポート
・海外経済は減速の動きみられるが、総じてみれば緩やかに成長＝展望リポート
・物価は２％に向けて徐々に上昇率を高めていく＝展望リポート
・２％物価目標に向けたモメンタムは維持されている＝展望リポート
・輸出や生産は足元で弱めの動き＝展望リポート
・設備投資は増加を続けている＝展望リポート
・個人消費は振れを伴いながらも緩やかに増加＝展望リポート
・日銀保有ＥＴＦを一時的に貸し付ける制度導入を検討＝展望リポート
・国債補完供給の要件緩和
・日銀適格担保を拡充＝成長基盤強化支援資金供給の利便性向上
日経先物
22,230で寄り付き、9：00に22,150まで下落しましたがすぐに反転して9：30には22,290まで上昇しました。
その後は日銀金融政策決定会合を控えて22,220-280での小動きが続き、後場開始直前の12：29に現状維持の発表があり、直後に22,250から22,310まで上昇しました。
その後押し戻されて22,250まで下げましたが13：10から再び上げ出して15：00には190円高の22,360まで上昇し、22,350（+180）△0.81％で引けました。
現物は22,307.58（+107.58）△0.48％でした。
左：日経先物－5分足 右：日経先物－日足
マザーズ
前日終値933.40よりも0.40ポイント高い933.80で寄り付き、直後からジリジリとした上げが続いて11時過ぎには945まで上昇しました。
その後は941-946での小動きがひたすら続いて、944.13（+10.73）△1.15％で引けました。
左：マザーズ－5分足 右：マザーズ－日足
ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日は欧州時間は111.80-90で小動きが続き、NYタイムに入ると23：20に111.68まで下落しましたが、そこから反転するとジリ上げが続き、更に日本の10連休のスワップ確定日ということもあり03：00に112.00を超えると上げ足を速めて04：00には112.40まで急伸しました。
しかしその後は押し戻されて112.19でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると112.10近辺で小動きの後9：30に112.23まで上昇しましたが、そこからは早いペースで押し戻されて11：20には111.84まで下落しました。
日銀金融政策決定会合を目前に控えて111.90-112.00で揉み合いが続き、12：29に現状維持の発表がありましたが大きな反応はありませんでした。
その後は111.90-112.00での小動きが続いて、111.94で15時となりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。
左：日本国債先物－5分足 右：日本国債先物－日足
上海総合指数
前日終値3,201.61よりも11.02ポイント安い3,190.59で寄り付き、前場は小幅安水準で小動きでいたが、後場になるとジリ下げがひたすら続いて3,125.45（-76.16）▼2.38％で引けました。
左：上海総合指数－1分足 右：上海総合指数－日足
昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 26,597.05(-59.34)
ＮＡＳＤＡＱ 8,102.01(-18.81)
・昨日のNY株はキャタピラーの決算が増収増益だったものの建機販売が4%減で営業利益率も低下したため大幅安、またAT&Tも純利益が12%減だったことで売られたためダウは上値の重い展開が続き$59安で引け、前日に過去最高値を更新したナスは0.23%安で引けました。
左：DOW－日足 右：NASDAQ－日足
