東京市場ザラバ~新元号「令和」発表のご祝儀上げで一時477円高の後は押し戻されて303円高~(2019年4月1日)

 

2019年4月1日

・先週金曜日のNY株は北京での米中通商協議で進展が見られたと米中双方が表明し、米政府は「建設的」だったとの認識を示したことを好感して終日ジリジリと上昇幅を広げる堅調な展開となりダウは$211高、ナスは0.78%高で引けました。

・本日の日経はNY株高を受けて先週金曜日終値21,205.81よりも295.08円高い21,500.89で寄り付き、直後からジリ上げが続き、昨日発表された中国の3月製造業PMIと3月非製造業購買管理者指数が予想を上回っていたことを好感して上海株が上昇したこともあり、前引けには477円高の21,682まで上昇しました。
昼休み中の11:40に新元号「令和」が発表され、後場は逆にジリ下げとなって14時に21,488まで押し戻され、その後は21,500近辺でこう着となり21,509.03(+303.22)で引けました。

本日発表された日銀短観
1-3月期日銀短観・四半期大企業製造業業況判断 予想:14 結果:12 前回:19
1-3月期日銀短観・四半期大企業製造業先行き 予想:13 結果:8 前回:15
1-3月期日銀短観・四半期大企業非製造業業況判断 予想:22 結果:21 前回:24
1-3月期日銀短観・四半期大企業非製造業先行き 予想:20 結果:20 前回:20
1-3月期日銀短観・四半期大企業全産業設備投資(前年度比) 予想:-0.4% 結果:1.2% 前回:14.3%

 

 

日経先物
21,500で寄り付き、直後からジリ上げが続くなか中国・3月製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を上回って上海株が上昇したこともあり11:40の新元号「令和」発表後には490円高の21,680まで上昇しました。
しかしそこからはジリ下げとなって14:00には21,470まで押し戻され、その後は21,500近辺でのこう着が続きましたが、引け直前に下に飛んで21,450(+260)△1.23%で引けました。
現物は21,509.03(+303.22)△1.43%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値955.84よりも7.94ポイント高い963.78で寄り付きましたが直後から下げ出して先週金曜日終値を挟んだ953-957での小動きが前場いっぱい続きました。
しかし後場になるとジリ下げとなって14:10には941まで下落し、943.32(-12.52)▼1.31%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は欧州時間は110.70-85での小動きが続き、21:30の米1月コアPCE価格指数が予想を下回ったため110.63まで下落しましたがすぐに戻し、NY株が堅調に推移していたため00:00には110.94まで上昇しました。
その後は押し戻されて00:50に110.64まで下落した田尾は110.80近辺での小動きが続き110.82でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は110.86で始まり110.85-111.00で揉み合った後9:00から上げ出して11:20には111.18まで上昇しました。
その後は押し戻されて14:00に110.99まで下落し、110.04で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値3,090.75よりも20.91ポイント高い3,111.66で寄り付き、昨日発表された中国の3月製造業PMIと3月非製造業購買管理者指数が予想を上回っていたことを好感して直後から早いペースで上昇して高値圏での推移が続き、後場半ばにはプラス2.7%まで上昇し、3,170.36(+79.60)△2.58%で引けました。

本日発表された中国指標
中国Caixin製造業部門購買者担当者指数 (3月) 予想:50.1 結果:50.8 前回:49.9

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,928.68(+211.22)
NASDAQ     7,729.32(+60.16)
・先週金曜日のNY株は北京での米中通商協議で進展が見られたと米中双方が表明し、米政府は「建設的」だったとの認識を示したことを好感して終日ジリジリと上昇幅を広げる堅調な展開となりダウは$211高、ナスは0.78%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足