東京市場ザラバ~イールドカーブ逆転で先行き不安から21,000円割れて650円の大幅安~(2019年3月25日)

 

2019年3月25日

・先週金曜日のNY株は3月の米製造業活動指標が予想を下回ったことや米国の3カ月物財務省短期証券(Tビル)と10年債利回りが2007年以来約12年ぶりに逆転し、長短金利の逆転は景気後退(リセッション)入りの兆候とも言われ、米国経済の先行きへの警戒感が高まったことや今年に入っての上昇が急ピッチだったこともあり、大きな値幅での下落となってダウは$460安、ナスは2.50%安で引けました。

・本日の日経は前日終値21,627.34よりも359.93円安い21,267.41で寄り付き、直後から早いペースで下げ出して21,080まで下落し、9時10分からはリバなしのジリ下げとなり10時半過ぎには704円安の20,923まで下げ続けました。
そこから一旦20,983までリバりましたが、前引けにかけて再び売られて716円安の20,911まで下落しました。
後場になると20,910-970での小動きがひたすら続いて、20,977.11(-650.23)で引けました。

 

 

日経先物
20,990で寄り付き、9:00に21,020まで上げた後は急落して9:10に20,930まで下落し、そこからリバを潰されながら下げ続けて12:05には660円安の20,680まで下落しました。
その後は20,690-770での小動きがひたすら続いて、20,740(-600)▼2.81%で引けました。
現物は20,977.11(-650.23)▼3.01%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値939.93よりも18.29ポイント安い921.64で寄り付き、直後に911まで下落した後はリバとなって11:05には928まで戻しました。
その後は923-927での小動きがひたすら続いて、926.22(-13.71)▼1.46%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は17:30に110.79から110.60まで急落してからは欧州株や時間外のダウ先物の下落を受けてリスク回避の円買いとなり、NYタイムに入ると10年債利回りの低下も下げ要因に加わり110円を割り込んで00:50には109.74まで下落しました。
その後は110.17までリバりましたが、引けにかけて再び売られて109.94でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は110.00で始まり、ジリ上げとなって8:30に110.14まで上昇しましたが、そこから早いペースで下げ出して10:00には109.69まで下落しました。
その後は109.80近辺でこう着した後13:00からリバって14:20に110.06まで戻し、109.97で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
日経の下落を受けて債券が買われて直近高値を更新して153.22まで上昇し、153.11で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値3,104.15よりも45.35ポイント安い3,058.80で寄り付き、前場はマイナス0.6-1.4%で推移していましたが、後場半ばから崩れてほぼ本日安値の3,043.03(-61.12)▼1.97%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,502.32(-460.19)
NASDAQ     7,642.67(-196.29)
・先週金曜日のNY株は3月の米製造業活動指標が予想を下回ったことや米国の3カ月物財務省短期証券(Tビル)と10年債利回りが2007年以来約12年ぶりに逆転し、長短金利の逆転は景気後退(リセッション)入りの兆候とも言われ、米国経済の先行きへの警戒感が高まったことや今年に入っての上昇が急ピッチだったこともあり、大きな値幅での下落となってダウは$460安、ナスは2.50%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足