東京市場ザラバ~世界的な景気減速を懸念して4日続落で430円の大幅安~(2019年3月8日)

 

2019年3月8日

・昨日のNY株はECB理事会で年内の利上げ断念と銀行への新たな資金供給策(TLTRO3)の導入を決めたことで欧州経済の成長不安と世界的な景気先行き懸念が高まり朝方から激しく売られてダウは一時320ドル下落しました。
その後戻って下げ幅を縮める場面もありましたが売り圧力は強くダウは$200安、ナスは1.13%安で引けました。

・本日の日経は前日終値21,456.01よりも116.84円安い21,339.17で寄り付き、世界的な景気減速を懸念して直後から下げて21,250近辺での揉み合いが続いた後、10時前に一段安となって11時には354円安の21,102まで下落しました。
昼休み中に日経先物が下落したため後場は21,079で寄り付き、そこからはジリジリと押し下げられて13時半に464円安の20,994まで下落しました。
その後は戻りも鈍く20,990-21,040での小動きが続いて、21,025.56(-430.45)の大幅安で引けました。

 

 

日経先物
21,110で寄り付き、8:55に21,150まで上げましたが、9:00に21,040まで急落してからは21,040-090で揉み合いとなりました。
9:55に21,040から20,970まで急落してからはジリ下げとなって11:10には20,920まで下落しました。
そこからは20,920-960で揉み合っていましたが、11:55から再び下げ出して12:15には390円安の20,840まで急落し、更にジリ下げが続いて13:30には440円安の20,790まで下落しました。
その後は20,790-840での揉み合いが続き、引け直前に下に飛んで20,770(-460)▼2.17%で引けました。
SQ値は21,348.40でした。
現物は21,025.56(-430.45)▼2.01%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値928.76よりも10.82ポイント安い917.94で寄り付き、直後から下げ出して11:00の895までジリ下げが続きました。
後場に入ると895-901での小動きがひたすら続いて、900.11(-28.65)▼3.08%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は111.65-80で上下し、ECB理事会で年内の利上げ断念と銀行への新たな資金供給策(TLTRO3)の導入を決定したことでユーロが売られたためユーロドルの下落によりドル買いとなって22:30には111.83まで上昇しました。
しかし23:30から始まったNY株が急速に下落したためリスク回避の円買いと米長期金利が低下して01:00には111.48まで下落しました。
その後は111.50-65での小動きが続いて111.57でNYクローズとなりました
・東京時間に入ると111.50-65で小動きでしたが、9:50に一段安となって111.50近辺での揉み合いとなりました。
12:00から再び下げ出すとひたすら下げ続けて111.07で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値3,106.42よりも68.08ポイント安い3,038.34で寄り付き、前場はマイナス1.4%まで戻しましたが、後場になるとジリジリと下げ幅を広げる展開が続いて、2,969.86(-136.56)▼4.40%で引けました。

本日発表された中国指標
輸出 (前年比) (2月) 結果:-20.7% 予想:-4.8% (前回 9.1%)
輸入 (前年比) (2月) 結果:-5.2% 予想::-1.4% (前回 1.5%)

左:上海総合指数-5分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,473.23(-200.23)
NASDAQ     7,421.47(-84.45)
・昨日のNY株はECB理事会で年内の利上げ断念と銀行への新たな資金供給策(TLTRO3)の導入を決めたことで欧州経済の成長不安と世界的な景気先行き懸念が高まり朝方から激しく売られてダウは一時320ドル下落しました。
その後戻って下げ幅を縮める場面もありましたが売り圧力は強くダウは$200安、ナスは1.13%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足