東京市場ザラバ~寄り直後の引け前に売られて171円安~(2019年2月28日)

 

2019年2月28日

・昨日のNY株は米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が下院歳入委員会の公聴会で、中国との貿易協議について合意に至るまでには「やるべきことがまだ多くある」などと発言したことで米中貿易摩擦緩和への期待が後退したことやインドとパキスタンの軍事的緊張も懸念となってダウは一時180ドル近く下落しました。
その後は戻りが続いて下げ幅を縮めてダウは$72安、ナスは0.07%高で引けました。

・本日の日経は前日終値21,556.51よりも19.96円安い21,536.55で寄り付き、直後に急落して111円安の21,445まで下落した後は21,440-500での上下が前場いっぱい続きました。
後場に入ると21,450-490で小動きが続いていましたが、サンダース米大統領報道官が署名式典の有無について言及しなかったことで会談が物別れに終わるのではとの思惑が浮上したことや昨日のトランプ米大統領の元顧問弁護士マイケル・コーエン被告が下院監視・政府改革委員会の公聴会で証言した2016年米大統領選中に内部告発サイト「ウィキリークス」がヒラリー・クリントン民主党候補に打撃を与える電子メールを暴露する計画についてトランプ大統領が事前に把握していたと明らかにしたことへの影響を懸念して14時半から一段安となって引け直前には192円安の21,364まで下落し、21,385.16(-171.35)で引けました。

 

 

日経先物
21,550で寄り付き、9:00に21,550から21,440まで急落してからは21,430-490での上下が前場いっぱい続きました。
後場に入ると21,460-490での小動きが続いていましたが、サンダース米大統領報道官が署名式典の有無について言及しなかったことで会談が物別れに終わるのではとの思惑が浮上したことや昨日のトランプ米大統領の元顧問弁護士マイケル・コーエン被告が下院監視・政府改革委員会の公聴会で証言した2016年米大統領選中に内部告発サイト「ウィキリークス」がヒラリー・クリントン民主党候補に打撃を与える電子メールを暴露する計画についてトランプ大統領が事前に把握していたと明らかにしたことへの影響を懸念して14:30から一段安となって15:00には200円安の21,360まで下落し、21,390(-170)▼0.79%で引けました。
現物は21,385.16(-171.35)▼0.79%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値939.41よりも3.81ポイント安い935.60で寄り付き、直後からジリ下げとなり12:35の919までひたすら下げ続けました。
そこから小幅リバって922近辺でこう着していましたが、14:30から再び下げ出してほぼ本日安値の918.18(-21.23)▼2.26%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間に入ると米朝首脳会談への期待で円売りの流れとなり、トランプ大統領が「今回の会談は昨年の会談と同等かそれ以上のものだった」「明日記者会見を行う」などと発言したことで更に円売りの流れは続き、16:20の110.35から04;30の111.07まで上昇が続き、110.98でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると110.80-95での小動きがひたすら続いて、110.80で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,953.83よりも3.78ポイント安い2,950.05で寄り付き、前場は前日終値を挟んで上下していましたが、後場になるとマイナス圏での推移となり、2,940.95(-12.87)▼0.44%で引けました。

左:上海総合指数-5分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,985.16(-72.82)
NASDAQ     7,554.51(+5.21)
・昨日のNY株は米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が下院歳入委員会の公聴会で、中国との貿易協議について合意に至るまでには「やるべきことがまだ多くある」などと発言したことで米中貿易摩擦緩和への期待が後退したことやインドとパキスタンの軍事的緊張も懸念となってダウは一時180ドル近く下落しました。
その後は戻りが続いて下げ幅を縮めてダウは$72安、ナスは0.07%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足