東京市場ザラバ~米中貿易摩擦懸念再々燃から一時436円安で引け418円安~(2019年2月8日)

 

2019年2月8日

・昨日のNY株はEU欧州委員会がユーロ圏の2019年と2020年の成長率見通しをそれぞれ引き下げたことで欧州株が軒並み下落していたため朝方から売りが先行するなか、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が米中協議について「かなり大きな隔たりがある」と発言したことや米メディアが「米中首脳会談が3月1日の期限までに開かれる可能性は非常に低い」との政府高官の見方を報道したことで売りがかさんでダウは一時390ドルもの大幅下落となりました。 午後になると持ち直したもののダウは$220安、ナスは1.18%安で引けました。

・本日の日経は前日終値20,751.28よりも240.78円安い20,510.50で寄り付き、20,460-560での上下の後10時過ぎからは20,450-480での小動きとなりました。
しかし11時から急落して398円安の20,353まで下落し、そこから一旦リバって12時半に20,429まで戻して20,370-410での小動きとなりました。
13時半から再度下げ出して14時過ぎに436円安の20,315まで下落し、その後は20,382まで戻しましたが引けにかけて再々度売られて20,333.17(-418.11)で引けました。

 

 

日経先物
20,500で寄り付き、9:00に20,440まで下げた後に反転して9:25に20,540まで上昇してからは20,460-510で揉み合っていました。
11:00から早いペースで下げ出して11:05には390円安の20,330まで下落し、そこで反転してジリジリと戻して12:05に20,420まで上げましたが、そこから再び下げ出して13:40には前場安値を下回る430円安の20,290まで下落しました。
その後は小幅リバって14:40に20,360まで戻しましたが、引けにかけて再度売られて本日安値の20,290(-430)▼2.08%で引けました。
現物は20,333.17(-418.11)▼2.01%でした。
SQ値は、20,481.02でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値970.39よりも9.48ポイント安い860.91で寄り付き、しばらく857-864で上下した後10:45に867まで上げました。
そこから小幅押し戻されて後場はジリジリとした下げが続いて14:25には849まで下落し、引けにかけて小幅戻して853.22(-17.17)▼1.97%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は17:20に110.08まで上昇しましたが、19:00から欧州株やダウ先物が下落したためリスク回避の円買いで下げ出して22:00には109.60まで下落しました。
その後はクドロー米国家経済会議(NEC)委員長は米中首脳が貿易協議で合意する可能性について「まだかなりの距離がある」との考えを示したほか、米メディアが「米中首脳会談が3月1日の期限までに開かれる可能性は非常に低い」との政府高官の見方を報道しましたが、持ち直して109.70-85で揉み合って109.81でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると109.70-85での小動きが続き、11:00に109.64まで下げる場面がありましたが、すぐに戻して109.70-80での小動きが続き、109.74で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
2/4(月)~2/8(金)まで春節のため休場

 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,169.53(-220.77)
NASDAQ     7,288.35(-86.93)
・昨日のNY株はEU欧州委員会がユーロ圏の2019年と2020年の成長率見通しをそれぞれ引き下げたことで欧州株が軒並み下落していたため朝方から売りが先行するなか、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長が米中協議について「かなり大きな隔たりがある」と発言したことや米メディアが「米中首脳会談が3月1日の期限までに開かれる可能性は非常に低い」との政府高官の見方を報道したことで売りがかさんでダウは一時390ドルもの大幅下落となりました。 午後になると持ち直したもののダウは$220安、ナスは1.18%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足