東京市場ザラバ~FOMCで利上げ遠のきダウ$434高、円高が足かせとなり日経216円高~(2019年1月31日)

 

2019年1月31日

・昨日のNY株は朝方からボーイングと前日引け後に発表したアップルの好決算を受けて上昇し、FOMCでは予想通り政策金利は据え置きでしたが、従来の「緩やかな利上げ方針」を修正して経済の動向を見極めながら金融政策を「忍耐強く」運営すると表明し、更に利上げ打ち止めの可能性も示唆したことで一段高となりダウは一時530ドル上昇し、高値圏を維持したままダウは$434高、ナスは2.20%高で引けました。

・本日の日経は前日終値20,556.54よりも276.37円高い20,832.91で寄り付き、直後に313円高の20869まで上げて20,800-860で揉み合っていましたが、9時半から下げ出して10時半には20,682まで下落しました。
そこからはドル円の上値の重さもあって20,700-750での小動きが続き、後場に入った直後から上げ出して20,848まで上昇しましたが、再び押し戻されて20,740-780での小動きとなり、20,773.49(+216.95)で引けました。

 

 

日経先物
20,820で寄り付き、直後に20,850まで上げましたがすぐに反転して下げ出してリバを挟みながら10:30には20,660まで下落しました。
そこからは小幅戻して20,690-750で上下した後、後場に入った12:30から一段高となって12:45には20,830まで上昇しました。
その後13:30から押し戻されて14:25に20,720まで下落し、20,750(+140)△0.68%で引けました。
現物は20,773.49(+216.95)△1.06%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値883.39よりも10.24ポイント高い893.63で寄り付き、直後に900まで上げた後は押し戻されて9:30には884まで下落しました。
その後890でのこう着となり、後場は小幅上げた896近辺でのこう着がひたすら続いて897.90(+14.51)△1.64%で引けました。
また昨日マザーズ指数の大幅安の原因だったサンバイオ(4592)は本日もストップ安・比例配分でした。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間は上昇基調が続いて16:00の109.26から23:10には109.74まで上昇しましたが、そこからはFOMCを警戒してジリ下げとなりFOMC声明の04:00には109.49まで押し戻されました。
発表直後から強いドル売りの流れとなったため急落して109.49から04:40には108.80まで69pips下落し、その後小幅戻して109.02でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると7:50に109.06まで上げた後は小リバを挟みながらジリ下げがひたすら続いて14:40の108.69まで下落し、108.73で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,575.58よりも5.75ポイント高い2,581.33で寄り付き、前場は堅調に推移してプラス1.1%まで上昇しましたが、後場になると上げ幅を縮めて一時マイテンし、2,584.57(+9.00)△0.35%で引けました。

左:上海総合指数-5分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,014.86(+434.90)
NASDAQ     7,183.08(+154.79)
・昨日のNY株は朝方からボーイングと前日引け後に発表したアップルの好決算を受けて上昇し、FOMCでは予想通り政策金利は据え置きでしたが、従来の「緩やかな利上げ方針」を修正して経済の動向を見極めながら金融政策を「忍耐強く」運営すると表明し、更に利上げ打ち止めの可能性も示唆したことで一段高となりダウは一時530ドル上昇し、高値圏を維持したままダウは$434高、ナスは2.20%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは8:00時点)
 欧州時間はジリジリと上昇して01:00に2.733%まで上昇し、FOMC声明発表の04:00から急低下して2.679%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足