東京市場ザラバ~不安材料のなか朝方急伸して198円高~(2019年1月25日)

 

2019年1月25日

・昨日のダウはロス米商務長官の中国との通商摩擦について「解決するまではるか遠い」との発言で米中閣僚級協議への進展期待が遠のいたため朝型は150ドル超下落し、何度かプラテンする場面がありましたが終日軟調に推移し、$22安で引けました。
一方ナスはテキサス・インスツルメンツなど半導体企業で好決算が相次いだため終日堅調な展開が続いて0.68%高で引けました。

・本日の日経は前日終値20,574.63よりも24.01円高い20,598.64で寄り付き、トランプ米大統領が、メキシコ国境の壁建造に向けて非常事態宣言を打ち出すことを検討との報道がありましたが、直後から急伸して20,777まで上昇し、そこから押し戻されて20,690-750での揉み合いが続いていました。
10時半から再び上げ出して後場に入ってすぐに270円高の20,844まで上昇しましたが、その後は小リバを入れながら下げが続いて14時過ぎに20,777まで下落した後20,760-790でのこう着となって20,773.56(+198.93)で引けました。

 

 

日経先物
20,540で寄り付き、トランプ米大統領が、メキシコ国境の壁建造に向けて非常事態宣言を打ち出すことを検討との報道がありましたが、9:00に20,580から20,680まで急伸して9:15には230円高の20,760まで駆け上がりました。
そこからは押し戻されて10:15に20,650まで下落しましたが、10:30から再び上げ出して11:25には20,770まで上昇し、20,730-770で揉み合った後12:40から更に一段上げて12:45には260円高の20,820まで上昇しました。
その後は小リバを入れながら下げが続いて14:35に20,740まで下落し、20,780(+220)△1.07%で引けました。
現物は20,773.56(+198.93)△0.97%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値951.37よりも1.64ポイント高い953.01で寄り付き、直後からジリ上げが続いて10:35には971まで上昇しました。
そこから小幅押し戻されて11:30に964まで下落し、後場になると964-971での小動きが続いて、967.92(+16.55)△1.74%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は17:30の109.59から20:00には109.79まで上昇しましたが、22:30にロス米商務長官の「中国との合意にはまだ何マイルも距離がある」と発言を受けて109.74から00:00には109.41まで下落しました。
その後は「米中両国とも貿易協定を結びたい」「来週の協議のためにたくさんの準備をしている」などロス米商務長官のトーンを弱めた発言が出たことで01:50には109.73まで戻し、109.61でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:20に109.50まで下げた後9:00から上げ出して10:50に109.79まで上昇し、そこから押し戻されて12:00に109.66まで下落しましたが、反転して再び上げ出して10:40には109.86まで上昇しました。
その後はジリ下げとなって14:20に109.73まで下落し、109.79で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,591.69よりも4.57ポイント高い2,596.26で寄り付き、終日プラス0.3-0.9%で堅調に推移し、2,601.72(+10.03)△0.39%で引けました。

左:上海総合指数-5分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,553.24(-22.38)
NASDAQ     7,073.46(+47.69)
・昨日のダウはロス米商務長官の中国との通商摩擦について「解決するまではるか遠い」との発言で米中閣僚級協議への進展期待が遠のいたため朝型は150ドル超下落し、何度かプラテンする場面がありましたが終日軟調に推移し、$22安で引けました。
一方ナスはテキサス・インスツルメンツなど半導体企業で好決算が相次いだため終日堅調な展開が続いて0.68%高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足