東京市場ザラバ~材料なく前場急落して441円安~(2018年12月14日)

 

2018年12月14日

・昨日のダウは中国商務省の報道官が記者会見で米国との貿易協議に関する作業が順調に進んでいると表明し、また中国が米国産大豆を買い付けたとの一部報道についても認めたことで米中貿易摩擦緩和への期待から朝方は買われましたが、そこからの伸びはなく、オクラホマ州のクッシングの原油在庫が約82万バレル減少したことを受けて原油先物価格が2.5ドルもの急反発をしましたが株式素姓の反応は薄く午後になると一時マイテンし、$70高で引けました。
ナスは終日小幅安水準での推移が続いて0.39%安となりました。

・本日の日経は前日終値21,816.19よりも177.23円安い21,638.96で寄り付き、直後から上げ出して21,751まで上昇するなかで12月限SQ値は21,618.88で決まりました。
しばらく21,700-740で揉み合っていましたが、9時半過ぎに21,554まで材料なく急落し、そこからジリ下げとなって11時過ぎの463円安の21,353まで下げ続けました。
また10:10に日銀は国債買い入れオペで残存期間5年超10年以下のゾーンでオファー額を前回より200億円減額して4300億円にすると通知しました。
その後はジリジリとした戻りとなって13時過ぎに21,510まで上昇した後は再び押し戻されて21,400近辺での小動きが続き、引けにかけて再度売られて21,374.83(-441.36)で引けました。

本日発表された日銀短観
8:50 10-12月期・四半期大企業製造業業況判断 前回:19 予想:17 結果:19
8:50 10-12月期・四半期大企業製造業先行き 前回:19 予想:16 結果:15
8:50 10-12月期・四半期大企業全産業設備投資(前年度比) 前回:13.4% 予想:12.7% 結果:14.3%
8:50 10-12月期・四半期大企業非製造業業況判断 前回:22 予想:21 結果:24
8:50 10-12月期・四半期大企業非製造業先行き 前回:22 予想:20 結果:20

 

 

日経先物
21,650で寄り付き、9:00に21,560下げましたがすぐに反転して21,660-690で揉み合っていました。
しかし9:35から材料なく21,480まで急落し、そこから更にジリ下げが続いて11:05には510円安の21,270まで下落しました。
その後はジリジリと戻して13:10に21,430まで上昇しましたが、そこから再び下げ出して13:55には21,310まで下落し、22,320-370での小動きが続きました。
14:45から再度下げ出して15:00に本日安値と並ぶ21,270まで下落し、21,300(-480)▼2.20%で引けました。
現物は21,374.83(-441.36)▼2.02%でした。
SQ値は21,618.88でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値960.66よりも10.37ポイント高い971.03で寄り付き、直後から下げ出して11:00の936まで下げ続けました。
その後は戻して13:00に947まで上げた後は942近辺でのこう着が続いて、942.01(-18.65)▼1.94%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間は113.35-50での小動きが続き、ドラギECB総裁が理事会後の記者会見で「最近の経済データは予想より弱い」「リスクバランスは下振れ方向に傾きつつある」「先行きの成長は勢いがやや鈍化すると予想」などと述べてユーロ売りの流れとなりユーロドルが売られたため、対円でもドルが買われて01:40には113.70まで上昇しました。
その後は113.60近辺での小動きが続いて113.60でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると113.50-65で小動きでしたが、日経が急落したため9:35から下げ出して11:0には113.42まで下落しました。
その後は113.50近辺での小動きがひたすら続いて、113.46で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
10:10に日銀は国債買い入れオペで残存期間5年超10年以下のゾーンでオファー額を前回より200億円減額して4300億円にすると通知し、その後債権が買われて直近高値を更新して151.97まで上昇し、152.02で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,634.05よりも6.77ポイント安い2,627.28で寄り付き、ジリジリ下げて前場半ばからマイナス0.4-0.8%で推移し、後場半ばから再び下げ出して、2,593.74(-40.31)▼1.53%で引けました。

左:上海総合指数-5分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,597.38(+70.11)
NASDAQ     7,070.34(-27.98)
・昨日のダウは中国商務省の報道官が記者会見で米国との貿易協議に関する作業が順調に進んでいると表明し、また中国が米国産大豆を買い付けたとの一部報道についても認めたことで米中貿易摩擦緩和への期待から朝方は買われましたが、そこからの伸びはなく、オクラホマ州のクッシングの原油在庫が約82万バレル減少したことを受けて原油先物価格が2.5ドルもの急反発をしましたが株式素姓の反応は薄く午後になると一時マイテンし、$70高で引けました。
ナスは終日小幅安水準での推移が続いて0.39%安となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足