東京市場ザラバ~前日までの上昇の反動とドコモショックで232円安~(2018年11月1日)

 

2018年11月1日

・昨日のNY株はフェイスブックの好決算でハイテクセクターが買われ、またGMも利益と売上高が市場予想を上回る好決算だったことやFRBが中小銀行の負担軽減を目的とした金融規制案を承認したことで金融セクターも買われたためダウは一時$400超の大幅上昇となりました。
引けにかけては$200近く押し戻されて$241高で引け、ナスは2.01%高でした。

・本日の日経は前日終値21,920.46よりも14.05円安い21,906.41で寄り付き、NY株の引け味の悪さや連日の大幅高の反動から下げ出して9時半前には21,690まで下落し、そこからは21,690-760で小動きが続きました。
10時半前から小幅上げて21,780-870で揉み合いが続き、後場になるとジリジリと下げ出して13:30に209円安の21,711まで下落し、21,750近辺でこう着しました。
しかし14時過ぎから再び下げ出して引け前に21,628まで下落し、21,687.65(-232.81)で引けました。
また昨日(10/31)にNTTドコモが携帯電話の通信料金の大幅な値下げに踏み切る考えを示したことで、本日はNTTドコモ14.71%安を始めKDDIが16.15%安、ソフトバンク8.16%安など大幅安、NTTがストップ安になるなど通信セクターが暴落の状況となり指数を大幅に押し下げました。

 

 

日経先物
21,780で寄り付き、9:15から下げ出して9:20に21,690まで下落した後は21,680-740での揉み合いが続いていましたが、10:20から逆に上げ出して11:00には21,870まで上昇しました。
そこから押し戻されて11:35に21,740まで下落し、21,710-820で揉み合っていました。
しかし14:15から再び下げ出して14:35に21,630まで下落し、現物が引けた15:00から再度下落した上に引け直前に下に飛んで本日安値の21,540(-340)▼1.55%で引けました。
現物は21,687.65(-232.81)▼1.06%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値907.56よりも4.44ポイント安い903.12で寄り付き、直後から下げ出して9:25に889まで下落し、892-900で小動きが続いた後、10:30から小幅上げて前日終値907を挟んだ小動きとなりました。
後場になると小幅安水準の896-903での小動きがひたすら続いて、899.59(-7.97)▼0.88%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は113.00-20で推移し、10月ADP全米雇用報告や7-9月期米雇用コスト指数が予想を上回ったため22:50には113.38まで上昇しました。
ところが月末のロンドンフィキシングに絡んだ円買い・ドル売りで01:00前から急落して01:00に112.81まで下落し、その後は112.80-113.10で上下して112.96でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:00からジリ下げが続いて10:00に112.72まで下落しました。
そこからはリバって11:00に112.96まで戻した後は112.80-90での小動きが続いて112.90で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,602.78よりも14.25ポイント高い2,617.03で寄り付き、前場はプラス1.2%まで上昇しましたが、後場半ばから値を消して2,606.24(+3.45)△0.13%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,115.76(+241.12)
NASDAQ     7,305.90(+144.25)
・昨日のNY株はフェイスブックの好決算でハイテクセクターが買われ、またGMも利益と売上高が市場予想を上回る好決算だったことやFRBが中小銀行の負担軽減を目的とした金融規制案を承認したことで金融セクターも買われたためダウは一時$400超の大幅上昇となりました。
引けにかけては$200近く押し戻されて$241高で引け、ナスは2.01%高でした。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足