東京市場ザラバ~NYの暴落受けて822円の暴落~(2018年10月25日)

 

2018年10月25日

・昨日のダウは朝方は寄り前に発表されたボーイングの好決算を受けて小幅プラスでしたが、米中貿易摩擦激化や中東の地政学的リスクなどへの懸念から売りに押されて下げ幅を広げ、引けにかけて投げ売りのような状態となり$608の暴落となりました。
またナスはテキサス・インスツルメンツが売り上げ見通しを下方修正したことでインテルなど半導体株が売られたため終日早いペースで下げ幅を広げる展開となり、329ポイント安(▼4.43%)で引けて、1日の下落率としては2011年8月18日以来約7年2カ月ぶりの大きさとなりました。

・本日の日経は前日終値22,091.18よりも414.35円安い21,676.83で寄り付き、直後から急落して9:15に768円安の21,323まで下落し、そこからはリバって9:50に21,469まで約140円戻しました。
しかし10時から再び売られ出して10時半前には809円安の21,282まで下落し、21,310-370での揉み合いとなりました。
11時から再びリバとなって後場寄り直後に21,511まで戻しましたが、再度売られてから21,330-400で揉み合いが続いた後、14時から一段安となって21,290-360での揉み合いとなり、引けにかけて更に売られて887円安の21,204まで下落し、21,268.73(-822.45)で引けました。

 

 

日経先物
21,330で寄り付き9:00に21,430まで上げましたが、そこからは売られて9:20には21,300まで下落しました。
その後リバとなって9:35に21,460まで戻しましたが10:05から再び下げ出して10:20には770円安の21,260まで下落しました。
そこからは21,310-360での揉み合いの後11:10から再びリバとなって11:25には21,480まで戻して21,400での揉み合いとなりました。
後場に入った直後の12:30に21,510まで急進しましたが、すぐに反転して13:05には21,340まで押し戻され、ジリ下げとなって14:00には21,280まで下落しました。
その後一旦リバって14:30に21,370まで戻しましたが、引けにかけて急速に売られて14:55には840円安の21,190まで下落し、21,270(-760)▼3.45%で引けました。
現物は21,268.73(-822.45)▼3.72%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値961.32よりも18.96ポイント安い942.36で寄り付き、直後に急落して9:25に917まで下落し、そこから小幅リバって9:45に925まで戻しましたが、10:00から再び下げ出して10:55に910まで下落しました。
後場になると小幅戻して915-922で上下していましたが、14:00からジリ下げが続いて14:55には900ポイントを割り込んで898まで下落し、900.16(-61.16)▼6.36%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は上昇基調となり16:00の112.47から21:00には112.74まで上昇しましたが、その後はジリジリと売られ、NYタイムに入って株式市場が下げ幅を拡大するなかリスク回避の円買いの流れとなって04:50には112.09まで下落し、112.22でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:30から下げ出して9:00に111.82まで下落しましたが、そこからリバって11:20には112.16まで戻しました。
その後は112.00-15で小動きでしたが、14:50に111.92まで下落し、111.94で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,603.30よりも62.37ポイント安い2,540.93で寄り付き、直後からジリジリと戻してマイナス1.3-1.8%での推移が続いていましたが、後場半ばから再び上げ出して一時プラテンし、2,603.80(+0.50)△0.02%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,583.42(-608.01)
NASDAQ     7,108.40(-329.14)
・昨日のダウは朝方は寄り前に発表されたボーイングの好決算を受けて小幅プラスでしたが、米中貿易摩擦激化や中東の地政学的リスクなどへの懸念から売りに押されて下げ幅を広げ、引けにかけて投げ売りのような状態となり$608の暴落となりました。
またナスはテキサス・インスツルメンツが売り上げ見通しを下方修正したことでインテルなど半導体株が売られたため終日早いペースで下げ幅を広げる展開となり、329ポイント安(▼4.43%)で引けて、1日の下落率としては2011年8月18日以来約7年2カ月ぶりの大きさとなりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足