東京市場ザラバ~中国・景気対策への期待で一時本日安値から401円上昇~(2018年10月22日)

 

2018年10月22日

・先週金曜日のダウはアメリカン・エキスプレスやP&Gなどの7-9月期決算が良好だったことで買われたことや前日ダウが$300超の大幅下落の反動もあり一時$229高まで上昇しましたが、引けにかけては売られて$64高で引けました。
一方ナスは朝方はプラス圏で推移していましたが、午前半ばにマイナスに転じると引けまでマイナス圏での動きが続いて0.48%安で引けました。

・本日の日経は先週金曜日終値22,532.08よりも157.87円安い22,374.21で寄り付き、直後から下げ出して9時半には261円安の22,271まで下落しました。
しかしそこから反転するとジリ上げが続き、中国・国務院金融安定発展委員会は10/20に会合を開き、前日に劉鶴副首相が表明した市場安定や長期資金の流入促進などの措置について、関係部署にすみやかな具体策の策定と実施を指示し、民営企業を支援することを盛り込んだ景気対策の強化を決めたことで中国政府の相場下支えへの期待で10時半から始まった上海株が急ピッチで上昇していたこともあり11時過ぎにはプラテン目前の22,503まで上昇して22,462で前引けとなりました。
昼休み中に日経先物が上昇したため後場はプラス25円高の22,557で寄り付き、更に上げ出して13時には140円高、本日安値からは401円高の22,672まで上昇しました。
その後は22,590-670での揉み合いが続いて、22,614.82(+82.74)で引けて、本日安値22,271からは343円の大幅上昇となりました。

 

 

日経先物
22,390で寄り付き、直後から下げ出して9:35に270円安の22,260まで下落しましたが、そこから反転すると中国政府の相場下支えへの期待で上海株が大幅上昇したこともあり10:45の22,490まで上昇が続き、11:00に22,420まで押した後11:15には22,500まで上昇しました。
現物が前引け後の11:30から再び上げ出して11:35にプラテンして12:00には22,610まで上昇し、22,550まで押した後12:30から再度上げ出して12:45には130円高の22,660まで上昇しました。
その後は22,570-650での揉み合いがひたすら続いて、22,630(+100)△0.44%で引けました。
現物は22,614.82(+82.74)△0.37%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
先週金曜日終値980.76よりも3.75ポイント安い977.01で寄り付き、直後から下げ出して9:35に965まで下落した後は反転して10:40には976まで戻し、後場に入ると一段高となってプラテンして13:00には984まで上昇しました。
その後は982近辺でのこう着がひたすら続いて、981.35(+0.59)△0.06%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日のドル円は欧州・NYタイム通して動きが乏しく22:40に112.64まで上昇する場面がありましたが、112.35-55のレンジでの小動きが続いて112.54でNYクローズとなりました。
またムーディーズはイタリアの格付けを「Baa2」から「Baa3」に引き下げましたが、ユーロは大きな反応はありませんでした。
・東京時間7時は112.52で始まり、直後から下げ出して9:40には112.34まで下落しましたが、そこから反転すると12:30の112.64まで上げ続けました。
その後は112.60近辺での小動きが続き、14:40から一段高となって112.71まで上昇し、112.66で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
先週金曜日終値2,550.47よりも15.17ポイント高い2,565.64で寄り付き、中国・国務院金融安定発展委員会は10/20に会合を開き、前日に劉鶴副首相が表明した市場安定や長期資金の流入促進などの措置について、関係部署にすみやかな具体策の策定と実施を指示し、民営企業を支援することを盛り込んだ景気対策の強化を決めたことで中国政府の相場下支えへの期待で直後から早いペースの上げが続いて後場前半のプラス4.8%まで上昇し、その後はプラス3.7-4.8%での推移となり、2,654.88(+104.41)△4.09%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,444.34(+64.89)
NASDAQ     7,449.03(-36.11)
・先週金曜日のダウはアメリカン・エキスプレスやP&Gなどの7-9月期決算が良好だったことで買われたことや前日ダウが$300超の大幅下落の反動もあり一時$229高まで上昇しましたが、引けにかけては売られて$64高で引けました。
一方ナスは朝方はプラス圏で推移していましたが、午前半ばにマイナスに転じると引けまでマイナス圏での動きが続いて0.48%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足