東京市場ザラバ~NY株高で高寄りするも米金利上昇を嫌気して135円安~(2018年10月4日)

 

2018年10月4日

・昨日のダウはイタリアが財政赤字削減に向けた取り組みを加速させる方針との報道で財政不安やユーロ離脱懸念が後退したことや9月ADP全米雇用報告が予想を大幅に上回る結果となり金利が上昇したため利ざや拡大期待から金融セクターが買われた他、原油先物相場が上昇して約3年10カ月ぶりの高値を更新となりエネルギーセクターも買われ、$54高で引けて2日連続の史上最高値更新となりました。

・本日の日経は前日終値24,110.96よりも131.10円高い24,242.06で寄り付きましたが、直後から時間外のダウ先物と共に下げ出して11時には24,015まで下落し、そこから小幅戻して24,054で前引けとなりました。 しかし後場に入ると再び急落して24,000円を割り込んで12時45分には23,923まで下落し、寄り値24,242から319円もの大幅下落となりました。
その後は戻り基調となって13時半過ぎには24,081まで戻し、24,010-070での小動きが続いていましたが、14時半から再度下げ出して23,975.62(-135.34)で引けました。

 

 

日経先物
24,290で寄り付き、直後に24,300まで上げた後は早いペースで下げ出して10:10にマイテンしても落下ペースは衰えず11:15には120円安の24,020まで下落し、そこから小幅リバって24,080まで戻しましたが、後場に入った12:30から再び急落して12:45には23,920まで下落し、寄り後の高値24,300から380円の大幅下落となりました。
そこからはリバって13:35に24,080まで上昇した後は24,010-70での揉み合いが続いていましたが、14:35から再度急落して15:05には23,910まで下落し、23,920(-220)▼0.91%で引けました。
現物は23,975.62(-135.34)▼0.56%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,054.04よりも3.41ポイント高い1,057.45で寄り付き、9時半に1,059まで上げた後は、日経が急落していたためマザーズ指数も下げ出して12:45の1,039まで下落し続けました。
そこからはリバって13:30には1,049まで戻した後は小幅安水準の1,049近辺でのこう着が続き、14:35から再度下げ出して1,044.57(-9.47)▼0.90%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は113.80近辺で小動きでしたが、NYタイムに入り23:00から米長期金利の急上昇を受けてのドル買いとNY株が堅調だったため円売りも加わり早いペースでの上昇となり03:30の114.45まで上げ続け、その後一旦押した後に一段高となって05:50には114.52まで上昇し114.51でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:20に114.54まで上昇しましたが、9:00から始まった日経が早いペースで下げ出したためドル円も一緒に下げ出して12:40には114.21まで下落しました。
その後戻り基調となって14:20に114.45まで戻し、114.31で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
債権が売られて10年長期国債利回りがマイナス金利導入以来初の0.155%まで上昇し、0.160%で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
国慶節のため10/1(月)~10/5(金)まで休場

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    26,828.39(+54.45)
NASDAQ     8,025.09(+25.54)
・昨日のダウはイタリアが財政赤字削減に向けた取り組みを加速させる方針との報道で財政不安やユーロ離脱懸念が後退したことや9月ADP全米雇用報告が予想を大幅に上回る結果となり金利が上昇したため利ざや拡大期待から金融セクターが買われた他、原油先物相場が上昇して約3年10カ月ぶりの高値を更新となりエネルギーセクターも買われ、$54高で引けて2日連続の史上最高値更新となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足