東京市場ザラバ~日米通商協議目前で様子見~(2018年8月9日)

 

2018年8月9日

・昨日のNY株は米通商代表部(USTR)が中国からの輸入品160億ドル相当に25%の関税を上乗せする貿易制裁を23日に発動すると発表したことに対抗して、中国政府が同規模の報復措置を取ると表明したことで貿易摩擦懸念が高まりキャタピラー、ボーイングが売られ、また週間原油在庫統計で在庫の取り崩し幅が予想よりも小さかったことで原油先物相場が大幅急落したためエネルギーセクターも売られてダウは終日マイナス圏で推移して45安で引けました。

・本日の日経は前日終値22,644.31よりも52.77円安い22,591.54で寄り付き、すぐに下げ出して9時半に147円安の22,497まで下落してからは22,500近辺での揉み合いが続きました。
10時半から始まった上海株がすぐにプラ転して上昇したため日経も一段高となって22,560-600での小動きが前場いっぱい続きました。
後場になると更に一段上げて22,600-640での小動きが続く中で14時半過ぎにはプラテンし、22,598.39(-45.92)で引けました。

 

 

日経先物
22,570で寄り付き、9:00から下げ出して9:35には22,480まで下落しました。
そこからは22,500-540で揉み合った後、10:30から始まった上海株が上昇してきたため上げ出して11:45には22,610まで上昇しました。
その後は22,580-630での小動きが続き、22,600(-30)▼0.13%で引けました。
現物は22,598.39(-45.92)▼0.20%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,027.61よりも0.05ポイント高い1,027.66で寄り付き、9:10に小幅下げて1,022近辺でのこう着が続いた後10:05から小幅上げてからは1,028近辺でのこう着がひたすら続いて、1,028.40(+0.79)△0.08%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は東京時間終了直後から円高が進み15:00の111.27から16:20には110.83まで下落しました。
その後バーキン・リッチモンド連銀総裁の「正常化は完了しておらず、利上げは継続すべき」「どこまで利上げするかは経済成長次第」との発言で111.19まで戻る場面がありましたが、NYタイムでは110.90-111.00での小動きが続き、110.94でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げが続いて11:40には110.70まで下落し、110.80近辺での小動きとなりました。
しかし13:55から急伸して14:00には111.03まで上昇してからは111.00近辺での揉み合いが続いて、110.95で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,744.07よりも14.49ポイント安い2,729.58で寄り付き、前場は上昇が続いて後場に入るとプラス2.0%まで上昇し、その後は高値圏での小動きが続いて、2,794.38(+50.31)△1.83%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,583.75(-45.16)
NASDAQ     7,888.33(+4.66)
・昨日のNY株は米通商代表部(USTR)が中国からの輸入品160億ドル相当に25%の関税を上乗せする貿易制裁を23日に発動すると発表したことに対抗して、中国政府が同規模の報復措置を取ると表明したことで貿易摩擦懸念が高まりキャタピラー、ボーイングが売られ、また週間原油在庫統計で在庫の取り崩し幅が予想よりも小さかったことで原油先物相場が大幅急落したためエネルギーセクターも売られてダウは終日マイナス圏で推移して45安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足