東京市場ザラバ~人民元安を嫌気して一時223円安まで下落し、大引けは66円安~(2018年7月20日)

 

2018年7月20日

・昨日のNY株はアメリカン・エキスプレスとトラベラーズの決算を受けて売られ、金融セクターも一部決算をきかっけに利益確定売りが出たこと、また自動車・同部品輸入制限について商務省が公聴会を開催するなど貿易摩擦激化への懸念から終日軟調な展開が続いてダウは$134安、ナスは0.37%安で引けました。

・本日の日経は前日終値22,764.68よりも30.12円安い22,734.56で寄り付き、しばらく前日終値近辺で揉み合った後9時半からジリ上げとなって10時には105円高の22,869まで上昇しました。
一方朝からドルに対して人民元の急速な進行が朝から進んでいましたが、10時半から更に人民元が売られ出すと日経、ダウ先、ドル円が急落となり11時前には204円安の22,560まで下落しました。
その後リバって前引け前には22,658まで戻しましたが、後場に入ると再び下げ出して14時には223円安の22,541まで下落しました。
そこから引けにかけては大きめの戻りとなり、22,697.88(-66.80)で引けました。

 

 

日経先物
22,710で寄り付き、9:00から上げ出して9:35にプラテンして10:00には60円高の22,850まで上昇しました。
そこからジリジリ通し戻されて10:25にマイテンし、10:30から始まった上海株は小幅安でしたが、急速に下げ出して10:45には260円安の22,530まで急落しました。
その後リバって11:30には22,660まで戻しましたが、そこから再び下げ出して13:55には280円安の22,510まで下落しました。
しかしそこからは大きめのリバとなり14:40には22,670まで上昇し、22,720(-70)▼0.31%で引けました。
現物は22,697.88(-66.80)▼0.29%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,044.82よりも2.01ポイント安い1,042.81で寄り付き、直後から上げ出して10:00には1,050まで上昇しましたが、日経が急落したため10:30から急落して1,036まで下落しました。
その後は戻して13:00以降は前日終値を挟んだ1,043-48での小動きが続いて、1,048.09(+3.27)△0.31%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間はドル買いの流れが強まり16:00の112.82から21:30には113.16まで上昇しました。 その後112.80-113.00で小動きが続いていましたが、02:00にトランプ大統領の「金利上昇はうれしくない」「ドル高は我々に不利益を与える」との発言が伝わると112.85から112.05まで80pips急落しました。
しかしホワイトハウス が「トランプ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)の独立性を尊重」「トランプ大統領はFRBの決定に干渉しない」との報道で05:00には112.52まで戻し、112.47でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:55に112.35まで下げた後はジリ上げとなって10:20に112.62まで上昇しました。
しかし10:35に112.52から112.27まで急落し、そこからリバって11:30に112.48まで戻しましたが、12:00から再び下げ出して13:35には112.21まで下落しました。
その後は小幅戻して112.30近辺での小動きとなり、112.31で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

左:ドル・人民元-5分足 右:ドル・人民元-1時間足
 

左:ドル・人民元-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,772.55よりも2.80ポイント安い2,769.75で寄り付き、前場は前日終値を挟んだ小動きが続き、後場になると急速に上げ出してプラス2.3%まで上昇し、2,829.27(+56.73)△2.05%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,064.50(-134.79)
NASDAQ     7,825.30(-29.15)
・昨日のNY株はアメリカン・エキスプレスとトラベラーズの決算を受けて売られ、金融セクターも一部決算をきかっけに利益確定売りが出たこと、また自動車・同部品輸入制限について商務省が公聴会を開催するなど貿易摩擦激化への懸念から終日軟調な展開が続いてダウは$134安、ナスは0.37%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足