東京市場ザラバ~前日の下げの反動と円安で255円高~(2018年7月12日)

 

2018年7月12日

・昨日のNY株は中国から輸入する2000億ドル相当の製品に10%の追加関税上乗せを嫌気してアジア・欧州株が下落した地合いを引き継ぎ、またリビアで閉鎖中だった石油輸出港での原油積み込み作業再開との報道で原油先物価格が3ドル近く急落したことで終日安値圏で軟調な展開が続き、ダウは$219安、ナスは0.55%安で引けました。

・本日の日経は前日終値21,932.21よりも104.66円高い22,036.87で寄り付き、前場は何度か押しを入れながら上昇基調が続いて11時には22,205まで上昇し、後場になるとジリジリとした上げで22,200近辺での底固い動きが続き、22,187.96(+255.75)で引けました。
なお、ファーストリテイリング(+67.16)、ソフトバンク(+62.78)、エーザイ(+29.61)の日経平均寄与度の上位3社で159.55円の押し上げでした。

 

 

日経先物
22,010で寄り付き、9:00から上げ出して9:35に22,120まで上昇しましたが、そこからは上海株を警戒して押し戻されて10:25には22,020まで下落しました。
しかし上海株が寄り付き後すぐにプラテンして上昇したため10:30から急速に上げ出して10:45には260円高の22,170まで上昇しました。
その後も上昇基調が続いて13:15には22,220まで上昇し、22,150-210での小動きが続いて、22,210(+300)△1.37%で引けました。
現物は22,187.96(+255.75)△1.17%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
前日終値1,029.70よりも1.54ポイント高い1,031.24で寄り付き、9:20から上げ出して10:15には1,041まで上昇し、そこからは小幅押し戻されて1,037近辺でのこう着となりました。
後場になると再び上げ出して12:50に1,044まで上昇し、14:00からは1,040近辺でのこう着が続いて、1,040.02(+10.32)△1.00%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間は111.20近辺での小動きとなり、21:55に「中国は新たな報復措置を検討している」との報道で110.96まで急落しましたがすぐに戻して再び111.20近辺での小動きとなりました。
NYタイムに入ると00:00から早いペースで上げ出して、5/21高値の111.40円を上抜けると買いが加速して03:10には112.17まで大幅上昇しました。
その後は112.00近辺での揉み合いが続いて111.99でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると111.90-112.00近辺で小動きの後、9:00から上げ出して12:15には112.37まで上昇しました。
その後は112.15-30での小動きが続いて、112.29で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
前日終値2,777.77よりも6.73ポイント安い2,771.04で寄り付き、前場は上昇が続き、後場はプラス2.0-2.3%での推移となって、2,837.66(+59.89)△2.16%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    24,700.45(-219.21)
NASDAQ     7,716.61(-42.59)
・昨日のNY株は中国から輸入する2000億ドル相当の製品に10%の追加関税上乗せを嫌気してアジア・欧州株が下落した地合いを引き継ぎ、またリビアで閉鎖中だった石油輸出港での原油積み込み作業再開との報道で原油先物価格が3ドル近く急落したことで終日安値圏で軟調な展開が続き、ダウは$219安、ナスは0.55%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足