2018年6月19日

・昨日のNY株は米国が500億ドル規模の対中貿易制裁を公表した後に中国も同規模の報復関税を導入すると表明し、更に月内に投資規制も発表する予定であるなど米中貿易摩擦拡大への懸念や欧州株が大幅安になっていたことで朝方は売りが先行してダウは一時$264もの下落となりました。
その後はジリジリと戻して下げ幅を縮め、ダウは$103安、ナスは0.01%高で引けました。

・本日の寄り前8：30にトランプ米大統領が「中国に対して一段の措置を取る必要がある」「USTRに関税で2000億ドルの中国製品を確認するよう指示」との報道が伝わり、前日終値22,680.33よりも114.41円安い22,565.92で寄り付きした。
寄り後しばらく22,550-610で揉み合いが続いていましたが、10：50に中国商務省の「米国の関税に関する決定は市場ルールに反する」「米国が新たな関税リストを公表するなら対抗へ」との内容が伝わると急落して11時過ぎには230円安の22,450まで下落しました。
後場が始まった途端に再度下げて246円安の22,434まで下落し、そこからはリバらしいリバのない中ひたすら下げ続けて本日安値となる22,278.48（-401.85）もの大幅下落で引けました。

 

 

日経先物
22,550で寄り付き、直後に22,480まで下落してからは22,500-550で揉み合いが続いていましたが、10：50に中国商務省の「米国の関税に関する決定は市場ルールに反する」「米国が新たな関税リストを公表するなら対抗へ」との内容が伝わると早いペースで下げ出して11：15には22,400まで下落しました。 その後22,410-450で小動きが続いていましたが、後場開始直後の12：30から再度下げ出すと引けまでひたすら下げ続けて22,180（-440）▼1.95％の大幅安で引けました。
現物は22,278.48（-401.85）▼1.77％でした。

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

 

マザーズ
前日終値1,136.27よりも4.39ポイント安い1,131.88で寄り付き、直後にプラテンして1,136まで上昇しましたが、すぐに反転してジリ下げとなって1,125近辺での揉み合いとなりました。
11：00から再びジリ下げが始まり13：35の1,095まで下げ続け、その後は小幅戻して1,103.70（-32.57）▼2.87％で引けました。

左：マザーズ－5分足　右：マザーズ－日足
　

 

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間序盤は110.40-60での小動きが続き、NYタイムに入ると株式市場が大幅安で始まったため23：00には110.36まで下げましたが、その後は再び110.40-60での小動きとなり110.53でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると110.55近辺で小動きでしたが、8：30にトランプ米大統領が「中国に対して一段の措置を取る必要がある」「USTRに関税で2000億ドルの中国製品を確認するよう指示」との報道が伝わると急落して9：00には110.02まで下落しました。
そこからは110.05-20で揉み合っていましたが、10：50に中国商務省の「米国の関税に関する決定は市場ルールに反する」「米国が新たな関税リストを公表するなら対抗へ」との内容が伝わると再び急落して11：15には109.79まで下落しました。
その後109.90近辺で揉み合った後、12：30からはジリ下げがひたすら続いて109.60で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

 

日本国債（チャートは15：00時点）
大きな動きはありませんでした。

左：日本国債先物－5分足　右：日本国債先物－日足
　

 

上海総合指数
前日終値3,021.90よりも39.25ポイント安い2,982.65で寄り付き、終日下落が続いて2,907.82（-114.08）▼3.78％の大幅安で引けました。

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足
　

 

昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 　　　24,987.47(-103.01)
ＮＡＳＤＡＱ 　 　 7,747.02(+0.65)
・昨日のNY株は米国が500億ドル規模の対中貿易制裁を公表した後に中国も同規模の報復関税を導入すると表明し、更に月内に投資規制も発表する予定であるなど米中貿易摩擦拡大への懸念や欧州株が大幅安になっていたことで朝方は売りが先行してダウは一時$264もの下落となりました。
その後はジリジリと戻して下げ幅を縮め、ダウは$103安、ナスは0.01%高で引けました。

左：DOW－日足　右：NASDAQ－日足