米雇用統計発表後のNY市場の動き(2018年5月5日)

2018年5月5日

 4月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の19.3万人増を上回る16.4万人増、失業率が予想の4.0%を上回る3.9%、平均時給が予想の+0.2%を下回る+0.1%の上昇となりました。

・NY株は雇用統計が非農業部門雇用者数が予想の19.3万人増を上回る16.4万人増だったものの、平均時給が予想の+0.2%を下回る+0.1%だったことで利上げを急がないとの思惑や、ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイが1-3月期にアップル株を7500万株買い増したとの報道を受けてハイテクセクターが買われ、朝方から上昇幅を広げて午後は高値圏で堅調に推移し、ダウは$332高、ナスは1.71%高で引けました。

・ナイトはナイトは子供の日のため休場でした。

・ドル円は雇用統計発表後に108.92から108.63まで急落して21:45には108.63まで下落しましたが、米10年債利回りが反転上昇に転じると急速に上げ出して雇用統計発表後の下落分が行って来いとなり、00:20には109.26まで上昇しました。
その後は再び押し戻されて109.06でNYクローズとなりました。

・米国10年債券利回りは雇用統計発表直後に2.931%から2.911%まで低下しましたが、そこからは反転して00:30には2.965%まで上昇し、2.953%でNYクローズとなりました。

結果
21:30 4月非農業部門雇用者数 予想:+19.3万人 結果:+16.4万人 (前回:+10.3万人 修正値:+13.5万人)
21:30 4月失業率 予想:4.0% 結果:3.9% (前回:4.1%)
21:30 4月平均時給 (前月比) 予想:+0.2% 結果:+0.0% (前回:+0.3%)

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2018年5月5日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

先週金曜日のNY株式市場
NY DOW    24,262.51(+332.36)
NASDAQ     7,209.62(+121.47)
・NY株は4月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想の19.3万人増を上回る16.4万人増だったものの、平均時給が予想の+0.2%を下回る+0.1%だったことで利上げを急がないとの思惑や、ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイが1-3月期にアップル株を7500万株買い増したとの報道を受けてハイテクセクターが買われ、朝方から上昇幅を広げて午後は高値圏で堅調に推移し、ダウは$332高、ナスは1.71%高で引けました。

左:DOW-1分足 右:NASDAQ-1分足
 

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

 

日経先物(夜間)
 ナイトは子供の日のため休場でした。

 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・ドル円は欧州時間は108.90-109.15で小動きが続き、21:30の雇用統計発表後に急落して21:45には108.63まで下落しました。
しかし米10年債利回りが反転上昇に転じると急速に上げ出して22:55には109.23まで上昇して雇用統計発表後の下落分が行って来いとなり、00:20には109.26まで更に上昇しました。
その後は再び押し戻されて01:55に108.95まで下落した後は109.10近辺での小動きとなって109.06でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
 欧州時間序盤は2.935-2.955%で推移し、21:30の雇用統計発表直後に2.931%から2.911%まで低下しましたが、そこからは反転して00:30には2.965%まで上昇し、2.953%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足